「みんな来るよ」と誘われて、仕事もそこそこにおおとろ亭へ。あけましておめでとうのあいさつもそこそこにぷしゅっとビールを開けて、いろいろな談義をさかなに飲みまくって、午前2時前ぐらいに意識を失った。
起きたら完全な二日酔っぱらい。ふらふらとつなぎに着替えて、工場へ向かったら雪かきをしていたので参戦する。
力仕事になるとひ弱な体の馬力不足を実感してしまうが、それ以上に、二日酔っぱらいをした自分を反省した。スコップをふるえばふるうほど、頭がふらふらしてきて、力が入らない。なにくそと雪をかきまくるが、体がだるいのではかどらない。
一輪車で水路に雪を捨てながら、もし今日再び大雪が降ったら、またこの作業をやるんだな、とふと思った。おおとろ母上曰く、「雪が降るたびやるの。だから忍耐強くなるんよ」。
言葉では分かったつもりになっていた県民性だが、スコップをふるいながら、「勤勉で忍耐強い」を、何となく実感した。