月: 2007年11月

11月2日

 耐久レース前日。全精力をつぎ込んでこの3カ月間、いや、車を買ってからだと2カ月間か、を耐久レース出場のためにつぎ込んできたのであるから、前日ともなればすでに魂は間瀬にあるのであって、まったく仕事なんか手に付かないから適当に済ませてレース準備に向かった。午後1時すぎには、車の前へ。

 あれこれ曲折のあった4点シートベルトを取り付けたり、ステッカーチューンを仕上げたり。車載カメラのために買い出しにも。派手にステッカー張ったロードスターで出かけて、途中でスタート練習(極悪)してみたり、洗車したり。荷物を積んで、タイヤのエアを多めに入れてだいたい完成。あとは出走である。あ、その前に間瀬まで運転していかなくちゃ。

 夜は、おおとろ亭にて、名古屋の魚屋さんが送ってくれた「カツオ」を食す。勝負事に「勝つのだ!」というメッセージが込められている。他の車の仲間とともにわしわしとカツオを食らい、みんながビールを飲むのをがまんして、おなかいっぱいになったら抜け出して職場へ。

 つなぎから再びスーツ姿になって、何食わぬ顔で9時すぎに職場へ顔を出す。たぶん、「こんな遅くまでどこか回って仕事していたんだな」と思われたに違いないが、激しくさぼって車をいじっていただけです。

 これから仮眠を取って午前2時に集合して午前6時のゲートオープンまでに間瀬にたどり着く。ようやくたどり着いたスターティンググリッド、精一杯楽しんでくる所存。

11月1日

 愛知・瀬戸に住んでいる兄貴から電話が。「優勝、おめでとう」と。普通に仕事場にいてだらだらと過ごしている僕のテンションの低さに、とまどったみたいな兄貴。

 53年ぶりの日本一なのだが、中継をやっていても見て応援するわけでもないし、ときどきスポーツ欄で何位にいるかを把握するぐらい。いくら親会社にいるとはいえ、興味がなければ、うれしいというわけもなく、ライコネンの優勝を見ていたときの興奮の100分の1ぐらいか。社内で激しくアピールすれば、毎日落合監督と顔を合わせる部署に行くかもしれないが、モータースポーツ以外のスポーツは書く自信がないのでそれも絶対ない話。

 53年ぶりの日本一だと、冬のボーナスに少しぐらいは反映されるかもしれない。ちょっぴり、期待していよう。

 野球どころではなく、僕の頭は3日の耐久レース。デジカメはなんとかなりそう。ステッカーチューンは明日完成させなければ。エントリーはがきはもう届いた。ガソリンも満タン&60リットル準備。あ、ジャッキはどうしよう。工具もちゃんと積まないとね。なにげに、僕も直管音。触媒とリアの2カ所交換しなければならない。

 変な事件でも起こらなければ、このまま走ることができそう。この3カ月、引っ越しに新しい仕事に車の製作にと、ばたばたと忙しく過ごして来たが、とりあえず、最終戦で走るところまでこぎつけた。