世間はお盆で連休中らしいのだが、いつも通り問答無用でお仕事。それでも世間が休みだとあまり仕事がない。午前中いっぱいをごろごろして過ごし、昨日のツーリングの疲れを癒やす。僕が経営者なら、こんなぐうたら社員はクビにする。
北朝鮮産のアサリを中国産として売っていた会社の社長らが逮捕された。いま北朝鮮といえばテポドン発射試験だが、やっぱりこのニュースもテポドンに関連しているという。
ミサイル発射実験を受けた北朝鮮への嫌がらせで、市場にも圧力がかかっているという。北朝鮮からはカニや松茸が入ってくるのだが、北朝鮮への風当たりが強くなった最近は、中国を経由して「中国産」と偽って売っているらしい。例えば輸出を禁止している中国の木炭が大量に日本に入ってきているのだが、あまりうるさく規制された話は聞かない。市場の魚屋さん曰く、北朝鮮産だけ正しく表示するよう指導があるらしい。「自分の扱った商品で変なことを言われるといやだから扱わない」と魚屋さん。
ちゃんとした業者は圧力がかかれば手を引くのだが、中小の業者は儲け時、このときばかりとがんばる。今回は正しく表示するよう求めた指導を無視したから逮捕されたという。すると、同じようにやっていた業者はこれはやばい、と手を引くことになる。1回の逮捕でしばらくは北朝鮮産の物産の市場からの駆逐が成功する。ま、良いか悪いかは別にして、公の権力の一端をかいま見ることはできる。
これから松茸、カニのシーズンを迎える。カニなんかはロシア産よりは質が良かったらしい。例年より高かったら、もしかすると、テポドンのせいかもしれない。一見、自分には関係のないと思っているニュースでも意外なところで影響が出るのである。