月: 2006年2月

2月19日

 夕方から名古屋・大須のライブハウスell.FITS ALLへ。応援しているバンド「gulff」のライブである。ここ1年ぐらい、仕事のせいで、ライブを見ることができなかったが、日曜日に休みを取ってようやく見ることができるのだ。なぜか、関係者待遇で入れてもらう。

 このバンドを知ったのは、2年ちょっと前。「Love&Peace&Music」などと、いまさら流行るか分からない、至極まっとうなキャッチフレーズを掲げ、琉球テイストを織り交ぜた正しいロックをまじめに演奏するこのバンドのことが好きになってしまった。歌詞を読むと、優等生すぎるきらいもあるけれど、そのまっすぐさが大好きなのである。

 そのバンドがなんと、コロムビアからメジャーデビュー! 2月22日に「風ノ女神」というシングルで一気に全国区である。もう感無量。メンバーと一緒に飲んでその苦労話もたくさん聞いているだけに、涙が出ちゃうのである。メジャーデビューがどれくらいすごいかというと、これまで名古屋に来たらメンバーの一人の実家に身を寄せていたのが、2人1部屋でホテルに泊まれちゃうぐらいすごいのである。

コロムビアからメジャーデビュー

 リズム感のない、だらだらとした和製ヒップホップが全盛のこの時代に辟易しているロック好きな人なら、気に入るかもしれない。コロムビアのホームページで一部分だけ視聴できるので、ちょっとでも琴線に触れたらシングルを買ってあげてください。

2月6日

 久々に差し迫った仕事やしなければいけない用事がない休日。1年ぐらい顔を出していない名古屋の中央市場に顔を出して、豪華な昼ご飯でも食べて、その足で港区のマツダ部品にでも行ってデミオのブレーキパッドを買おうかしら、などと、頭の中では完璧な休日プランができあがっていたのだが、こんなときに限って未明に火事がある。火元が法人名だからいやな予感がしていたのだが、果たして家の前を消防車が走っていった。午前3時すぎである。なんでこんな火事に気付いちゃったんだろうと思いながらも、のろのろと出動。派手に燃えていた。

 そんなこんなで起きたのは昼過ぎ。すでに、市場は仕事が終わる時間である。あらら残念と、呆然としていたら、あっという間に時間は過ぎてゆき、夕方になってしまう。

 せっかくの休日を無駄にしたくない、と思い立ち、とりあえずデミオのブレーキパッドだけは買っておくことにする。しかし、港区は遠い。高速でも使っていこうかな、と考えていてふと、気が付いた。ここは江南、愛知と岐阜の県境である。岐阜市にもマツダ部品があるんじゃないか、と。

 ネットで検索するとやっぱりあった。スーパーオートバックス近くの国道21号沿いである。

 午後4時に出発し、とりあえずスーパーオートバックスに行く。激安ブレーキパッドでもおいていないかと思ったが、あったのはENDLESSとかのスポーツパッドのみ。MAZDAはRX7とロードスターがあるだけで、デミオ用はない。

 仕方ないからマツダ部品へ。車検証を持って「フロントのブレーキパッドをください」と頼むとすぐ出てきた。7500円の消費税。住友電工製でやはり純正だけに作りもしっかりしている。

 せっかく岐阜に出てきたから、アストロに寄る。新岐阜駅から東へ数キロのところにあった。メガドライバーはなかったが、Kokenの貫通型ドライバーがあったので衝動買い。アストロオリジナルのエクステンションと、ラジオペンチ、パーツクリーナー、ブレーキ用のグリースを買う。

 PBのショックレスハンマーに手が伸びかけたが4000円という値段に手が出ず。帰りがけに扶桑町のホームセンターに行くと、あった。ベッセルのプラスチックハンマー。

 家に帰ってきたのが夜8時ごろ。部品も道具もそろうと、やはりすぐに交換したくなる。ブレーキがちゃんと踏めない車は乗っていて気分が悪い。などと、もっともらしい勝手な理由を付けて、ブレーキ交換になだれ込む。

 外は雪。松本のときも、尾張旭の実家で作業したときも、なぜか雪の中の作業が多いきがする。事務所前の屋根があるスペースに車を止めて、照明を付けて作業を始める。買ってきたパーツクリーナーをじゃんじゃん使ったが、外で炊く石油ストーブがなかったから爆発はしなかった。

2月5日

 ブレーキパッドを交換しなければならなくなったので、もはや工具入れと化しているロードスターのトランクを開け、おもむろにチェックをする。

 すると必要な工具がいろいろない。まず、2番のプラスドライバーとマイナスドライバーがない。次に14ミリのディープソケット。近々どころか、この先将来にわたって、足回りの交換予定があるわけではないが、ないと気になる。それと、ラジオペンチ。KNIPEXのお気に入りがあったはずだが、なくなっている。それとプラスチックハンマー。はずれない、抜けないときにはとにかくこいつでぶったたかないと始まらない。SIGNETのギアレンチも12ミリがない。あとは14ミリと17ミリのメガネレンチ。

 ハードに車いじりをしたのは2003年春に、4スロボアアップエンジンを富山で組んだときが最後。その後、2回も引っ越ししているのだから、あちこちに散逸してしまったんだろう。

 なんとなく、ないと気持ちが悪いので、ホームセンターを回って前と同じ工具を集めに行く。KTCのメガネはデザインが変わっていた。前のよりもごっつく剛性が高くなっていそう。14ミリと17ミリを購入。ドライバーはベッセルのメガドライバーを使っていた。貫通型のドライバーでマイナスドライバーなんかは、たがねのようにぶったたくのに重宝していた。んが、同じベッセルの貫通型ドライバーはあるが、メガドライバーがない。プラスチックハンマーも、ベッセルを使っていた。んが、別メーカーのやつしかない。デザインはあか抜けているのだが、重さとかバランスとか、持った感じがしっくりこない。やっぱり同じやつがほしい。

 なんとなく、前持っていたやつが欲しいので、ホームセンター巡りをすることにする。

2月4日

 デミオを走らせていたら、「きーーー」という音がかすかに聞こえた。道ばたの音が聞こえているのかと思ったが、いつまでたっても音が付いてくる。あ、これはこの車の音からかしら、と窓を開けると「キーーーーー」っと派手な音が耳を突く。壁やガードレールに反射して変化した音から察するに、フロントブレーキから異音が出ているらしい。

 道路の整備が遅れているこの地域なので、幹線道路は渋滞がち。日ごろ、少しでも時間を稼ごうと信号のない裏道を激しく走っているから、一時停止ばかり。ストップアンドゴーの繰り返しである。確か、5月にユーザー車検を受けたときには、きっちりとパッドがあったはずなのだが、そんな走り方がたたってもはや寿命らしい。

 念のため、仕事をさぼって家に戻り、フロントをジャッキアップ。タイヤを外し、とりあえずどちら側から出ているか調べるため、シフトレバーを「D」に入れて、アクセルをあおる。車に乗っているとどちら側かいまいち分からないので、降りてみて、手でアクセルをあおるとどうやら左側から音が出ているみたいだった。外側のパッドをチェックするが、まだ4ミリぐらいはある。もう少し使えそうである。が、内側はもう少し減っていて2ミリぐらい。どこから異音が出ているかはいまいちわからず。

 ロードスターのトランクからおもむろに14ミリのメガネレンチを取り出して、ボルトをゆるめる。ロードスターのブレーキしかいじったことはないから、勘というか適当にばらす。ロードスターだとボルト1本を外すと、キャリパーだけ跳ね上げることができるのだが、デミオはちょっと構造が違うみたいで、2本のボルトをゆるめて、キャリパーごと外してようやく確認できた。

 内側のパッドに金具が付いていて、パッドが限界まで減ると、ローターに接触して音が出るようになっていた。とりあえず2ミリぐらい残っているので、金具をプライヤーでつまんで曲げ、音だけでないようにして元に戻す。

 音はなくなったが、ぺらぺらになったブレーキパッドを見ると、不安でブレーキが踏めない。一刻も早く交換しなくては。