109歳のおばあちゃんを見た。生まれたのが、明治28年。西暦で言えば1895年。日清戦争のころに生まれたというすごい人なのだ。
たとえば、終戦のころに50歳で中年だったのだからすごい。あ、もしかして、このおばあさんの場合、「終戦」は日露戦争が終わった1905年を意味するかもしれない。
なにしろ、愛知県で2番目の長寿なのだ。もっとすごいのが、まだ歩いて散歩するのが日課だということ! この年齢で外を歩ける、ということ自体、奇跡のような気がする。飯も3食きちんと食べているようだから、体力はまだまだある。そのうち、県内1番に躍り出ること請け合いである。いや、国内最長老も夢ではないかもしれない。
ふと、考えたのだが、自分より先に生まれた人がいない、というのはどんな気持ちなんだろう。僕は、絶対にそんな立場になることはないのだが、想像すると、とても恐ろしい立場だという気がするのは僕だけだろうか。