月: 2004年2月

2月19日

 ようやく仕事が終わって一息ついたと思ったら、午前3時だった。市場に午前6時までに行かねばならなかったので、家に帰るのをあきらめた。家に帰って午前4時。着替えて寝っ転がってうとうとしたら、また起き出さなければならないぐらいの時間しかない。

 仕方がないので上着とコートを着て仕事場のソファで横になる。その気になれば寝られるもので、気が付いたら5時半を回っていた。あわててロードスターで市場に向かう。

 市場でちょちょいと仕事をして、おっちゃんと朝飯を喰らい、ロードスターでとりあえず仕事場付近まで戻って、席を倒して寝た。倒したとはいえ、ほとんど座った状態で寝なければならないのは、ロードスター乗りならだれでも分かるだろう。それでも、その気になれば寝られる。途中、電話を一本入れるために起きた以外、2時間ぐらいぶっ通しで寝ることができた。合わせて4時間ぐらい寝ているから何とか活動ができる。

 なぜか病院へ行って白衣まで着せてもらう。医者でもないのに、偉そうな格好をしているみたいで、少し恥ずかしかった。こちらもちょちょいと仕事を終わらせる。

 途中、何度か意識を失ったが、夜までなんとか仕事ができた。夜は、ビートルズバンドの練習に顔を出す。夜帰ってきて、テレビを見たり、初めて届いたJAFモータースポーツを読んでいたりしたら、いつの間にか時間がすぎてしまった。今、午前3時半である。早く寝なければ。

2月18日

 今日も夕方、仕事さぼってカート練習、と思っていたら、ばちが当たったのか、仕事が突然忙しくなってそんな暇はなくなったばかりか、午前2時すぎまで帰ることができなくなってしまった。こんなとき、仕事というものは重なるもので、木曜は午前5時30分には市場に行かなくてはならない。ようするに、帰るな、寝るな、ということみたいである。

2月17日

 レンタルカートをやってきた。50ccの初心者向けなのだが、ドライビングを研究するには十分すぎる素材で、今までロードスターで培ってきた常識をなくして一から取り組まなければならないことを実感。一生懸命がんばっても速く走らないことは頭では分かっていても、走り出すとうまくいかない。どうしようもなく遅い。

2月16日

 なんだか、最近イライラ、うつうつしている日々を送っていた。どうもマイナス思考になって困っていたのだが、解決方法を見いだした。走ることで悩んでいるのだから、走ればよいのだ。簡単なことだ。

2月15日

 夜から仕事だったので、名古屋駅周辺でショッピングにしけ込む。まず欲しかったのが、腕に付けるおもりだ。普通のおもりではスーツの袖からはみ出してしまい、かなり異様な感じとなるので、仕事中には着けられない。自然な感じで着けられるタイプのものはないか、と探す。

 高島屋内の東急ハンズのフィットネス用品売り場で、探していたブツを発見。アシックスのウオーキングウエイトという製品である。普通のリストバンドを少し長くしたような形で、250グラムのおもりが入っている。ちょっと軽い気もするが、仕事をしている間もずっと着けているなら、これぐらいがちょうど良いかもしれない。さっそく手に着けると、あまり違和感がなく、良い具合だった。

 次に、ストップウオッチだ。総監督から、ほかの車を走っているのを見るとき、タイムを計りながら見るべし、とアドバイスしてもらった。モータスポーツにも使える4900円のものを駅裏にできたばかりのビッグカメラ購入。

 ビッグカメラ内を歩いてびっくりしたのが、ほとんどのテレビが薄型液晶のハイビジョンになっていたことだ。値段もびっくりで、ブラウン管式の奥行きがあってばかでかいハイビジョンが17万ぐらいなのに対し、同じぐらいの画面の大きさの液晶ハイビジョンは45万円ぐらいしていた。DVDで映画を見たらくっきり画質で大迫力だろうが、買うにはまず、画面の大きさに見合った部屋を用意しなければならない。

 そして、パソコン売り場に行き、マザーボードの展示場で内蔵電池を調べる。ボタン電池のCR2032だった。1つ購入する。サブパソコンが起動しなくなったのは、マザーボードの内蔵電池が切れてしまったのではないか、と掲示板で米国・コロラド州に住むゆずさんから教えてもらったからだ。

 帰宅してさっそく電池を入れ替える。久しぶりにスイッチを入れた後になる「ピー」という電子音を聞いた。長い眠りから覚めたためか、しばらくぐずっていたが、そのうち普通に起動! 以前のように問題なく使えるようになった。Pentium3・700Mhzを800Mhzちょっとで動かしているから、まだまだ問題なく使うことができる性能を持っている。危うくマザーボードを買い替えるところだった。ありがとう、ゆずさん。

 ようやく見られるようになったDVDのホットバージョンを楽しみながら、地球の裏側に住んでいる人からアドバイスや応援がもらえるネットの威力をかみしめたのであった。

2月14日

 家の近くのホームセンターに10時の開店と同時に出かけ、廃油捨て箱とガソリン携行缶を買ってきた。ちょちょいとジャッキアップして、オイルを抜き、RSファクトリーSTAGEから買ったハボリンを入れていたら電話がかかって来た。YZサーキットに触媒を届けてくれ、とのこと。走っていたら、パイプが折れちゃったらしい。そういえば、水曜日にも大阪の某氏の車が同じようなことをやっていた。物事というものは重なって起こるものなのか。

 YZに行ったら先日シェイクダウンしたBP素人ちゅーん車があった。大阪の某氏のエンジンに近い仕様だったのだが、見事に同じような回り方をしていた。フィーリングを面白くするには、やっぱりFreedomは有効なのかもしれないな、と実感。

2月12日

 自宅で使っているサブのパソコンが不調だ。

 メーンで使っているのは会社から奪ったThinkpadX22。質実剛健なノートパソコンで、WEB製作から仕事までをトラブル無しにこなしてくれる。こうやって書いている今も、Thinkpadの前でパチパチと入力している。

 サブパソコンはデスクトップ型自作DOS/Vパソコンである(いまはDOS/Vなんて言わないのか?)。松本にいた時代に作った代物だからかなり古い。マザーボードはPentium2がまだファミコンのカセットのような形だったときのものだ。CPUやビデオカードを交換しながらだましだまし使ってきた。

 大体のことはThinkpadでできるからデスクトップパソコンはほとんど不要なのだが、DVDドライブはこちらにしか付いていない。ホットバージョンを買ったから、一刻も早く見たいのに、こんなときに限って不調になりやがった。

 電源を入れると、ファンやドライブがウォーンと回り始めるのだけれど、いつまでたっても起動しない。ディスプレイは「NO SIGNAL」と表示しているから、マザーボードの不調なのだろうか。

 つい最近まではおまじないのようなことをやると起動していた。マザーボード側と電源側に二つの電源スイッチが付いているのだけれど、ある順番でON、OFFをするとなぜか起動するのだ。こんな感じである。

 マザーボード側の電源(テレビのリモコンの電源ボタンみたいなものだ)を切る。本体裏側の電源スイッチ(テレビ本体の主電源に相当)を切る。マザーボード側の電源スイッチを押す。主電源が切れているから意味がないはずだが、コンデンサーに電気が残っているのか、電源のダイオードが一瞬だけ光る。もう一度、マザーボード側の電源スイッチを押す。

 ここで、本体裏側の電源スイッチを入れると、電源が一瞬入ってまた切れる。最後、マザーボード側の電源スイッチを押すとなぜか何事もなかったかのように起動するのだ。この技を編み出すのに1時間以上は電源を入れたり切ったりした。

 これで半月ぐらいはだましだまし動いたのだが、最近では前触れもなく画面が真っ青になってヨコモジが表示されるような状態になってしまった。そうして、おまじないも通用しなくなって、いよいよ、不動パソコンになっちゃった。

 マザーボードを探すしかないのか。見たいぞ、ホットバージョン。

2月10日

 お昼ご飯をごちそうしてくれる、というのでしっぽ振ってある方と会いに行った。

 ほかの人もお呼ばれされていて、僕を除くと、平均年齢は70を越えていた。おじいさま方たちと食べるお昼ご飯も、たまには良いものだ。現役ばりばり社長の人もいて、いかにでっち奉公から立身出世したか、波瀾万丈の物語を聞かせてくれた。20半ばでお店を持ち、僕と同じ年齢のころ、さまざまな人脈が連鎖して生きてきて、勝負に出たらしい。僕ももうちょっと勝負に出るべきかな、などと考えてしまった。

 年取ったおじいちゃんたちなのだが、風格というか、人物から感じる威圧感というものを備えた人ばかりだった。高度成長の時代の日本を担った人たちだ。共通しているのは、戦争を体験して「今あることが不思議だ」と思っている人ばかりだということだ。「死んでいたかもしれないから、いま自分は生かされている。もらった人生だから、人の役に立ちたい」。本当にそう思っている。

 目の前の損得とか、日常の喜怒哀楽から一歩離れた視点を持って生きている人たちは、やっぱりひと味違う。

2月9日

 少しでも体力が付けば、ということで、手足におもりを付けることにした。以前、ここに「スーツのままで走る」などと書いたけれど、やっぱり荷物を持っていたりすると難しい。富山の方からアドバイスをしてもらったのを思い出して、さっそくスポーツ用品店で買ってきた。体力増強というよりも、レースするのだぞ、という気合を入れるためのものかもしれない。

 手足用に4つ買ってきたのだが、足はズボンで隠れるから良いものの、手に付けてみたら、さすがに目立ちすぎなので仕事中は付けられない。目立たないものはないかしら、と思ってスポーツ用品店を回るのだが、なかなか良いものには巡り会わない。しばらくは足だけになりそう。

 軽いものから始めようと、1キロにしたのだけれど、付けはじめは軽すぎると思ったのだが、時間がたつにつれ、やはり疲れてくる。階段も駆け上がると5階にたどり着くまでに足が上がりにくくてつまづきそうになる。1日中付けていることを考えると、これぐらいの重さが限界だったかもしれない。