シリンダーヘッドを分解する必要に迫られてしまった。
昨晩、油圧がおかしくなり出したので、出勤前、オイルレベルゲージを外してみると、何も付いていない! これはまずい、とエンジンを組むときに使ったトヨタ純正オイルを注ぎ込むと、半分、約2リットルぐらい入った。オイルが入ってなければ、そりゃあ、油圧だっておかしくなるに決まっている。
と、のんきに書いているけれど、もう少しでエンジンが焼き付く寸前の、かなりやばい状況だったことになる。機械式の油圧計の表示がおかしくなり出してから、20キロぐらいで自宅に着いたのが不幸中の幸いか。タペット音だって出るに決まっている。HLAに十分に油圧がかかっていなかったんだから。
どこから漏れているのか、見当も付かない。一度、他の人に乗ってもらったとき、豪快に白煙を出していたのを思い出した。そのときは、エンジン始動直後だったので、マフラーにたまった水分が吹き飛んだんだろう、と楽観視していたのだが、オイル下がりだったらしい。
しかし、オイル交換してまだ1000キロちょっとしか走っていない。500km/Lが燃費だったら、ものすごいことだけれど、オイル消費だったらしゃれにならない。2サイクルエンジンじゃないんだから。
マフラーに手を当ててみると、オイルの飛沫が付いた。排ガスはオイル臭くないので、排気側のバルブ回りがおかしいのだろうか。
バルブシールもきちんと付けたし、どこから漏れているのか全然見当が付かない。排気ポートの肉盛りを削りすぎて、バルブにがたがでてきているのか。すると、バルブとバルブガイド交換となる。
ヘッドを外すぐらいで簡単に直ればいいけれど、致命的な欠陥を抱えていたら、せっかくパワーの出るヘッドを作ったのに、もう一度最初から作ることになってしまう。
素人作業だから、こんなものか。しばらくオイル足しながら走るべ。