月: 2001年5月

5月31日

 事故で愛車のデミオがつぶれてしまった兄貴と同い年の後輩(0.11t)に、どう処理したかを聞いた。

 信号無視の相手の側面にぶつかったしまった事故。過失の割合は100:0なのだそう。相手は完全に悪いと認めている。前部が見事ぐちゃぐちゃになったデミオを修理して、仕事に使うのははっきり言って怖い。高速道路をまともに走るかさえ分からない。完全に向こうが悪いことだし、新車にしてもらったら、とアドバイスしていた。

 しかし、修理代は80数万という見積もりが出たらしい。Aピラーまで変形していれば、修理不可能で見積もりも出せなかっただろうに、微妙な金額が算出されたもんだ。

 80数万と言うと、デミオの新古車あたりを買った場合の車両価格ぐらい。諸経費を入れると、110万円くらいにはなる。何と、27万円ぐらい後輩が自己負担するらしい。何か納得行かないが、後輩曰く「3万キロ近かった車が新車になるし、車検がまた3年後になるし、それくらいいいかなと思った」。いい人だ。

 世の中には、痛くなくても「首が…」などと訴えて、物損ですんだところを人身事故した挙げ句、入院しちゃったり、「衝突の衝撃で10万円のサングラスが壊れた」なんて言っちゃったりして、ごねまくる人だっているのに。赤信号でぶつかってきて、物損事故ですんでいるんだから、相手も27万ぐらい払えばいいのに、とも思うが、これは保険会社が相手のことだから、無理か。

 デミオは後輩が赴任してきたときに、僕がディーラーに行って探してきた車。再びデミオを買うぐらい気に入っているらしいのは、悪い気はしないけれど。

5月30日

 最近、タイヤのグリップ力が下がってきた気がする。ヘアピンカーブでリアが滑りやすくなったし、緩やかなコーナーを速めに走っていたとき、突然「ぐらり」と姿勢が崩れかけて焦ったことがある。もしかすると、ショックが抜けてきたためかもしれない。コーナーで巻き込むようなオーバーステアも以前より出る気がする。

 はいているのは、ブリジストンのRE711。前はいていたのがダンロップのFM901だったので、同じタイヤでもつまらないし、ハイグリップなやつを選んだ。変えたのは昨年の7月末。走行距離は100000キロで、タイミングベルトとともに変えたので、請求金額の高さに泣いた覚えがある。ディーラーで確か工賃含めて6万円ぐらいだったか。

 それが、今ではスリップサインが出始めている。あと1、2ミリといったところ。現在走行距離は113000キロ。冬はスタッドレスタイヤをはいているので、まだ1万キロしか走っていない。

 1万キロちょっと走るたびに6万円の投資はちょっと高い気がする。サーキットに行くわけでもないし、RE711は僕に取ってはオーバークオリティーかも。FM901に比べて路面に食らいつく、というぐらいは分かるけれど、それを生かして何かするわけでもなし、タイムを削っているわけでも、他の人と競走しているわけでもない。タイヤの限界に合わせて走ればよいだけのこと。

 けれども、最近発売されたのがRE711の後継RE01。新しい、というだけで欲しくなってしまうのは車野郎の馬鹿なところ。このタイヤ、サーキットでの走行会ぐらいの走りに対応しているんだろうから、ストリートが前提の僕には必要ないと言えば必要ない。しかし、FM901はまだ新しく、モデルチェンジしていない。一つ前と同じタイヤをはくのも…。でも、RE01は高い上にライフが短い。困ったことだ。こうなったら、ヨコハマあたりを攻めてみるか。悩みはつきない。

 困ったことに車検が6月末に迫っている。もう工場に出してもいい期限だ。最低10万かかる。タイヤは車検に通らないかもしれない。5万くらいは見積もった方がいいか? まだ一度も変えていなくて、最近異音がし出したクラッチもやばい。ディーラーに説得されて交換するとしたら、フライホイールもいっちゃうに決まっている。すでに10万近い。足回りは? KONIが手には入ったら、すぐ変えちゃうかもしれない。バネと合わせて15万弱……。

 不満なところにすべて手を入れたら、いったいいくらかかるんだろう(涙)。

5月29日

 Yahoo!の検索エンジンに登録されるのが以前より難しくなっているらしい、と友人から聞いた。昔はかなり緩い基準で、ばんばん載っていたらしいのが、最近はほとんど、載らないという。

 確かに、「ホーム > 趣味とスポーツ > 自動車 > メーカーとモデル >」あたりを見ると、New!のマークが少ない気がする。確かに、何が何でも載せていると、ほとんど更新されないページやあまり情報量のないページまで検索に引っかかったりして煩わしい。Gooが衰退してGoogleに取って代わられたのも、ごみみたいな情報や同じページばかりが引っかかりすぎたからか。ホームページ自体が珍しかった5年前と、猫も杓子もホームページ、玉石混淆の情報が入り乱れる現在とは基準が違って当たり前ではある。

 それを聞いたのが、3月ごろ。そんなものかね、と思いつつ、作りかけだったこのページをYahoo!に推薦してみた。結果、いつまでたっても音沙汰なし。厳正なる審査の結果、見事、落とされたらしい。

 つい最近、ふと思い立って、再び推薦してみた。そしたら昨日、Yahoo!からメールが届いた。「オークションの有料化開始のお知らせだろう」と捨てようと思ったら、「掲載しました」だって。のぞいてみたら、ちゃんと載っていた。うれしいかも。

 けれども、掲載された同じページを見ても、リンクがつながっていなかったり、1年以上も更新されていないようなページがごろごろある。掲載基準をちょっとかさ上げして権威を持たせて威張っているより、もう少し掲載済みのページを定期的にチェックして、データーベースのメンテナンスをした方が、結果として使いやすい検索エンジンになると思うけれど、いかがでしょう。

5月28日

 ジムニーの税金とJAFの年会費を払った。ジムニーの税金はなんと4000円。さすが、軽貨物だととっても安い。ロードスターと重量や燃費があまり変わらないのに。排気量だけで決める税金ってちょっとおかしい。ちなみにJAFの年会費も4000円。こちらはいつロードスターで谷に落ちるか分からないので、絶対入ることにしている。

 JAFと言えば、友人が働いている。この友人、めちゃくちゃな野郎で、何と車の免許をJAF就職が内定してから、ぎりぎりで取ったのだ。免許もなく車に興味もないくせに試験を受ける方も変だが、採用する方もおかしい。車好きで入りたくて仕方なかった人が落ちたかもしれないのに。

 現在、会員を増やすため、中古車屋の営業を担当しているが、入ってから1年ちょっと、修行のためロードサービスにも出ていた。事故したり故障したりして、せっぱ詰まって#8139に電話し、さんざん待った挙げ句に、若葉マークが張ってあるJAFの車が来たら、かなりショックだと思うんだけれど。

 去年の更新まで、勧誘成績を上げるため、この友人を通してJAFに入り直していた。毎年2000円の入会金を払っていたのだ。友人のためなら別に痛くもかゆくもないが。さすがに期限切れの近い会員証と、新しい会員証をだぶって持ったときには苦笑した。

 更新の手紙が来たので、今年も成績に貢献してやろうと電話したら「どっちでもいい」と言われた。ロードサービスを担当していた頃のノルマと、営業を担当している現在では、ノルマが桁違い。一人ぐらい増えたって、あまり変わらないのだそう。だから今日、ちょっと寂しさを覚えながら、銀行で振り込んだ。

 友人によると、やはりロードサービスは危険きわまりないらしい。最近も、兵庫支部の隊員が高速で作業中にトレーラーにはねられ、亡くなったそう。こういう話を聞くと、呼ぶ方も心構えをしなくては、と思う。ぶつけたり、故障したりしたら、ちゃんと車を路肩に寄せて、安全確保しなければ。

5月27日

 軽井沢ミーティング。行きたかったのだけれど、仕事だった。土曜日だけの参加。高山のななおさんとお会いして、鬼チューンされたエンジンを見学した後、夕方はEscapeCafeの仲間に晩ご飯を食べさせてもらった。日付が変わる前に松本に帰る用事があったので、9時ぐらいには引き上げる予定だった。

 東京のひろき氏が来たのが遅く、焦りながら待って10時ごろ、ぎりぎりに会うことができた。あげる約束をしていた「格好悪い水温メーター」(大森の機械式の油温水温デュアルで油温の壊れたもの)の贈呈式を、無事、することができた。帰りは「千曲川ビューライン」という気味の悪いぐらい整備され、夜はほとんど車の走っていない広域農道を、とばして帰った。ふと気が付くと、燃料系の針が「E」の左側を指している。「三才山(みさやま)」という峠道が越えられないな、と思い、周辺でガソリンスタンドを探すものの、夜11時だったので、どこも閉まっていた。急いでるのに。

 仕方なく、JAFを呼ぶ覚悟で峠を登る。でも、松本で給油したら40リットルちょっとしか入らなかった。今まで最高は44.8リットル。タンクの容量はNA6CEだと、45リットルです。

 で、今日は仕事で何をしていたのかというと、嫌いな田中康夫知事の顔をまた見ちゃったのである(涙)。 

5月24日

 エンジン加工部屋で使っていたCDプレーヤーが壊れた。

 いつものように作業していたときのこと。それまで何事もなく音楽を奏でていたのに、音飛びをするようになった。最初は、気にならないレベルだったのが、だんだんひどくなってきた。

 ポート研磨で発生した粉塵にへこたれたんだろう、と思って無視していたのだが、まともに再生できなくなってきた。軟弱なやつだ。

 レンズに付いた(であろう)粉塵を落とせば直るかな、と馬鹿な考えをした。傍らにあったパーツクリーナーを手に取り、レンズに向けてシュシュっと。

 乾いたころにCDをセット。だが、液晶画面は「no disc」。

 以来、沈黙したままなのである(涙)。

5月23日

 今日は、朝を仕事場で迎えた。徹夜でばりばり仕事をしていた、というわけではなくて、千鳥足で歩いてたまたま近かった仕事場に寄ったら、ソファに倒れ込んで意識を失っただけなんだけれど。

 中国の知り合いと飲んでいた。この人とは、ある人から一緒に怒られた、という経験があるので、親しくしていた。去年の夏に北京に帰ってしまい、帰る前に一度飲もうという約束を果たしていなかったので、残念な思いをしていた。

 今回はある仕事で松本に来たらしく、「飲もう」と連絡をくれたのだ。居酒屋に行って中国の留学生と一緒に飲み、他の人とも約束がある、と次の店へ。これが、僕のような年齢のものが行くような店じゃなかった。冷や汗を流しながら、肩身の狭い思いをしてしまった。金払って飲みに行くのに、なぜ気を遣わないといけないのかしら。

 もう一軒はしごして、何時か分からないが、仕事場にたどり着き、気が付いたら朝。そのまま1日が始まってしまった。

 エンドレスな日々。

5月22日

 明日、嫌いな人物の顔を再び見ないといけない。田中康夫・長野県知事である。この前、激多忙だったのも、この人のせいなんだけれど、あまりいい感情を持っていないだけに、余計に疲れてしまう。

 初めて見たのは昨年の9月ごろか。一目見て、自分とは相容れない雰囲気を感じた。人と会ったとき、その人から受ける「印象」というものがある。「におい」といってもいいかもしれない。この人から受ける印象は、最悪だった。

 何とか宣言、だとか、普段言っていることはきわめて「正論」だから、余計にしゃくにさわるんだけれど。

5月21日

 知っている人が逮捕されちゃった。4月に松本に来たばかりで、あまり親しくなかったけれど、名刺交換しているから、その名刺を手に取ったりして見て、なんだか不思議な気分になった。

 それまでは普通に仕事していたのに、今日からしばらく松本署での暮らし。今ごろ、松本署で泣いているかも。起訴された時点で、懲戒免職になって、故郷に帰るんだろうか。人生って、分からないね。不法行為をしてしまった本人が悪いと言えば悪いのだけれど。

 もう会うこともないんだろうな。

5月20日

 仕事が激多忙だった上、3日間連続で飲み会だった。昨日も夜の10時から呼び出されて、明け方まで。ひどく酔っぱらって帰宅し、昼過ぎまで睡眠。午後景色がぐるぐる回るまま、修理途中でほったらかしにしてあったロードスターのバンパーを塗装した。

 適当に新聞紙でマスキングし、スプレーを手にする。しゅしゅっと何度か吹き付けると、なんだか様子がおかしい。塗装面がざらざらごわごわなのだ。

 あれれ、と思うも手遅れ。二日酔いで判断能力が著しく低下していたため、「クリアを吹けば少しはきれいになるだろう」なんて考えて、たれるぐらいに重ね塗りをしちゃって、さらに汚くしてしまった。

 どうやら、気温が高すぎたらしい。今日の松本は31度まで上がった。塗装をしたのは午後2時ぐらいだから、30度を超えていたのは間違いない。駐車場での塗装だし、塗装面もかなりの温度だったに違いない。

 頭がボーっとしていたから、気温が高すぎるとも感じなかった。信州って気温が高くてもさわやかだし。炎天下で塗装すれば、失敗するに決まっている。飛んでいった塗装のつぶつぶが、バンパーになじむ前に固まっちゃうのだ。

 一度塗装をはがして、もう一度早朝にでもトライするしかない。そう思って、塗装をはがしにかかった。ここで、再び馬鹿なことをやった。シリンダーヘッドを載せ替えするとき、ガスケットをきれいにはがすため買っておいたWAKOSの剥離剤を塗装で試したくなっちゃったのだ。しゅっと少し掛けると、ぶわっと泡が立って、塗装が浮き上がってきた。強力すぎ。あわててウエスで拭き取ったら、目も当てられない状態になった。

 素人の企んだ板金塗装は失敗に終わったのである(涙)。