月: 2001年4月

4月30日

 仕事場の人と兄貴と同い年の後輩(0.11t)と3人で夕食に行った。行けばもちろん、アルコールが入ることは言うまでもない。

 しこたま飲んで、2次会。白木屋グループの寿司屋に行き、あまりうまくもないねたの寿司を喰らう。生ビールを頼んだが珍しく半分しか飲めなかった。リミッターが作動するなんてここ数年なかった気がする。

 日付が変わり、ふと、兄貴の同い年の後輩(0.11t)の誕生日であることに気づいた。28歳。別にめでたくともなんともないが、話題に出たら帰りにケーキを買っていくことになった。

 深夜にケーキを買える場所と言えばコンビニだけだ。数軒回ったものの、カップに入った「モンブラン」とかしかない。仕方なく、それを購入。この際、ローソクも買おうと、店内を探したら、あった。「毎日ローソク」。仏壇に立てる白くてなんの飾り気もないやつだ。しかも、ケーキに刺すようになっていない。

 仕事場に戻り、セレモニーである。約10センチ四方のモンブランにぶすぶすとローソクを立てていく。もちろん、ちゃんと28本立てる。無理がある、と言われようが立てるのである。ケーキの表面が見えないくらいぎっしりローソクが立ち並んだ。剣山のようだ。

 問答無用でチャッカマンですべてのローソクに火を付けてやった。びっしり並ぶローソクはごうごうと燃え、一つの火のよう。さらに雰囲気を出すよう、明かりを消した。後輩曰く「護摩焚き法要みたいですねえ」。

 0.11tの四角い顔が赤々と照らされて笑っているのは、不気味という以外形容のしようがない。ふふっと3吹きぐらいして、火を消した。ローソクが溶け、すべてが一体化。ケーキの表面もロウだらけである。

 そんなありがたいケーキ、後輩はすべて平らげたことは言うまでもない。

4月29日

 朝からポート研磨。ゴールデンウイークとはいえ、休みが3日ぐらいしかないので、貴重な時間。気合を入れてやった。

 夕方、フラップホイルがなくなったので、ホームセンター回りに出かける。一番近いホームセンターは先端工具があまり充実していない。ちょっと離れたホームセンターには2つだけ置いてあった。さっそく購入。もう一軒のホームセンターに行く途中、マツダスピードスポーツファクトリーの移転先に寄る。4月でやめると言っていたなじみのアドバイザーがまだいるか確認をしに。

 なじみのアドバイザーは、いた。明日でやめるという。しかし、他の工場に移っても、しばらくはスポーツファクトリーに出入りするらしい。

 それなら、と考え、抜けている疑いのあるショックを診てもらう。分解しないと完全には分からない、としつつも、車を揺すってみて、「抜けかけだけれどまだ大丈夫では?」とのこと。まだ、バネの動きをショックが抑えて、ちゃんと揺れが収束している、という。しかし、以前と比べて戻り方が違うので、新しい足回りについて相談する。

 KONIが欲しいのだが、あまり情報がない。スポーツファクトリーにもカタログなどはなく、情報がない様子。なんでも、ロードスターが発売された当時はよく使われていたが、最近では付ける人もいなくなったという。TEINだとか、BILSTEINが主流だそう。

 けれどもKONIが欲しい。今、いくらでどんな製品が手に入るか、調べてもらうことにした。連休明けに回答をもらう予定。

 スポーツファクトリーを後にし、あと2軒のホームセンターに寄った。2軒目には電動工具のスピードコントローラーがおいてあり、衝動買い。9800円。購入したフラップホイルをフルに使い、夜までポート研磨。あと少し!

4月28日

 朝、ふとロードスターを見ると、黄砂にまみれてとても汚い。気に入らなかったので仕事をさぼってロードスターを洗った。

 土曜日だから、ホリデーな人たちが思い思いに、のんびりと車を洗っている洗車場で、一人スーツにネクタイで、革靴に水がしみこむのもお構いなし、水をぶっかけている姿はやはり異様だ。しかも、ぶっかけただけでなく、トランクからおもむろにバケツと洗車スポンジを取り出し、ごしごし、こすり始めた。ネクタイが濡れたボディーにへばりつくぜ。

 春にしては強い日差しを受けつつ、周りの目線も背中に突き刺さりつつ、さっと洗ってやった。きれいになったロードスターを見ると、なんだかむらむらしてきちゃって、そのままいつもの山道へ。開幌状態にして、駆け上り、あっという間に駆け下りた。

 ばれなきゃ、さぼりじゃないよね。

4月25日

 家族と能登半島へのほほんとした旅行に出かけておりました。

 一番下っ端の僕は、もちろんドライブ係。おやじのクラウンを数百キロ運転した。

 異常に楽ちんです。なんの抵抗もないステアリングに、ちょんと踏んだだけでかくんと利くブレーキ(コントロールしづらい)、硬いボディで、なにも考えずに運転ができる。目的地に行くことだけが目的なら、こんないい車はないかも。

 でも、僕は目的地に行くことよりも、移動することが目的だったりするから、あと30年ぐらいたたないとこんな車はいらないかも。手応えのあるステアリングと、かっちりしたブレーキで、軽い緊張感とともに思い描いたラインを好みのペースで走っていたいのだ。

4月22日

 飲みに行ったら、仕事場で寝てしまった。22日朝に書き込み。同じことやっている。ただれた生活だな。

 仕事場の年上の先輩と同じ場所での仕事をやることになった。実は休日のサービス出勤だったので、車だけでも休日気分にしようと、ロードスターで出かける。

 仕事場の前に車を置いたら、先輩「この車で行こうか」。普段話していて、車の知識があるから、結構好きなんだな、と感じていた。

 郊外に出たら、路肩に車を止め、開幌状態。ちょっと冷え込んで寒い日だったが、ヒーターを付けてこたつ気分でドライブした。峠道をかなり控えめのペースで走っていたら、「このカーブがきついんだよね」と先輩。どうやら愛車のカムリで峠を攻めているらしい。それでは、と少しペースアップ。全開の60%ぐらいで走った。

 仕事の帰り、「運転します?」と聞いたら先輩、うれしそうにキーを受け取った。しばらくマニュアルを運転していなかったらしいものの、まあまあの腕前。「うわこれ結構スピードでるんだな」と言いつつ、コーナーでシフトダウンしたりしながら楽しんでいた。

 「これ買うとしたら、離婚しないと」とぽつり。家族持ちなので、セダンしか乗れない。「ある日帰ったら車がアルテッツアに変わっていた、というのはどうでしょう」なんて冗談を言っておいたけれど、家族を持つと車道楽にふけるというのは難しくなるのか。

 初めて買った車がロードスターで、ジムニーも買っちゃったりして、独り者のうちにがんがん楽しんでいる僕って、恵まれているかも。

4月19日

 飲みに行ったら、仕事場で寝てしまった。実は今、20日朝。

 さすがに、朝はまだ寒かった。それでも10度近くはあるんだろうけれど。さすがに、標高高いところでも雪は消えているだろうから、そろそろジムニーのタイヤを夏タイヤに替えてやらないと。

 夏タイヤは1年前に買い換えたばかり。中古でジムニーを買ったときに付いていた夏タイヤに、スタッドレスタイヤから付け替えたら、あまりのハンドルの重さ。曲がらないし、ブレーキも利かない。80km/hぐらいで車全体がぶるぶる振動する。古いタイヤって危ない。

 仕方なくタイヤを付け替えた。46000円。同じ車か?と思うぐらい、ハンドルも軽くなるし、運転しやすくなるし、安全。いいことだらけだった。

 確か、スタッドレスタイヤがホイールと合わせて80000円。45万円で買ったジムニーにタイヤ代だけで10万以上も使っちゃったことになる。維持費は馬鹿にならない。

4月17日

 次期足回りは何にしよう、と考えた。ロードスターはいろいろありすぎて選択に困っちゃう。KONIにしようかな、と半ば意志が固まりつつある。

 KONIを装着した車に乗ったことがある。フロント6Kgのバネを入れているにもかかわらず、マイルドな乗り心地に驚愕した。柔らかめののバネを組み合わせて、のほほんとしたドライブ車に仕上げたい。

 たしかYahoo !のオークションにKONIのショックが出品されていた。確か4本で3万円前後だったと思う。

 落札しておけば良かった(涙)。

4月16日

土、日とロードスターを運転して(計600キロほど)、あることに気が付いた。「乗り心地が悪い」。アライブ石井自動車の「ど〜だバー」を付けてから、マンホールのふたのくぼみだろうが、橋の継ぎ目だろうが、なんのおそれもなく踏んでいたのに、以前のぶるぶるがたがたが再び現れるようになった。

ど〜だバーがゆるんじゃったのかな、とも思ったが、そんな柔な取り付け方はしていない。甲府でブレーキを調整し終わったとき、ふと思い立って、トランク部を押して、車体をしずませると…、

「ぼよよん」

という感じで戻ってきた。バネの動きそのまま。ありゃりゃ、ショックが抜けちゃったのね。ショックが利いていれば、車体をしずませても、ゆっくりと浮き上がってくるはず。以前は、しっとりとした動きで戻ってきたのに、今は「ぼよよん」と下品な戻り方をする。

マツダスピードの車高調を入れたのが1998年11月ごろ。約2年半の走行距離は60000キロ弱。高速走行が比較的多いので、まだまだいける、と思っていたけれど、抜けてもおかしくない時期か。ブッシュの打ち換えと合わせて265000円かかったのに。

けれども、いきなり抜けた感じがする。抜けかけているかな、と思った瞬間はたくさんあったけれど。悪くなり始めると一気に最後まで抜けてしまうのかな。今シーズンを気持ちよく走るためには、交換が必須課題になってきた。エンジンチューンと合わせてお金がかかるなあ(涙)。

4月15日

 友人に会いに甲府に行ったら、ロードスターの左リアのブレーキが利いたままになってしまった。ものすごい熱を持ってしまってい、手をかざしただけで熱が伝わってくるほど。試しに水を掛けると、豪快な音を立てて、水蒸気が立ち上った。まずい。このまま高速に乗ったら、ブレーキパッドが炭化するに違いない。

 車載ジャッキでジャッキアップ。タイヤを手で回してみるが、重くてほとんど回らない。タイヤを外す。リアブレーキには、キャリパ−のピストンを戻すための仕組みが付いている。ブレーキは素人整備じゃ恐ろしいので触ったことがないのだが、リア回りは事故車をばらしたことがあるから知っていたのだ。14mmのボルトを外して、中にある調整ねじのようなものを、6角レンチで回すと、ピストンの出具合を調整できる。見た目で調整して、タイヤをつける。手でタイヤを回すと、くるくると回った。しばらくは大丈夫だろう。

 ゆるめたおかげで、サイドブレーキの引きしろが少し増えた感じ。でも、なぜ片側だけ利きっぱなしになっちゃったんだろう? 一度、ちゃんと診てもらったほうがよいかも。

 マツダスピードのアドバイザーによると、6角レンチで回すねじは、一番締め込んでから、3分の1回転戻すのが正しいのだそう。今のところ、片利きしている気配もないので、大丈夫だと思う。

4月14日

 サーキットに見学に行ってきた。午後に用事があったから、行って見てすぐとんぼ返りする形になっちゃったけれど。

 NAクラスではハチロクに交じってロードスターが走っていた。走っているハチロクは、ほとんどが内装などすべての贅肉をはがして、オーバーフェンダーを付け、ハイカムに4連スロットルといった完全なサーキット仕様。甲高い排気音がものすごい。ナンバーが付いていなく、積載車でやってきたものも多い。アイドリングの回転数も高く、ばらついていて、街乗りは厳しそう。

 それに比べ、ロードスターは排気音がとても静か。街乗りに使っているものをそのままサーキットに持ち込んだような車が多かった。1台、完全サーキット仕様が走っていて、ハチロクと互角な勝負をしていた。

 ロードスターが圧倒的に遅かったかと言えば、サーキット専用に作ってきたハチロクと互角の加速(先頭を走っているハチロクは異常に速かった)をしていたし、コーナーでも引けを取っていなかった。同じ用にオーバーフェンダーでトレッドを拡大したりしてサーキット用に作り込めば互角な戦いになるのかな。

 僕にはまだまだサーキットは無理かな、と思った。最終のコーナーのヘアピンで見ていたが、皆さん微妙にカウンターを当てたり、ドリフト状態でもきれいなラインを描いてなんのおつりもなく抜けていく。姿勢が崩れてしまっても、修正の仕方を心得ている。

 僕だったら、リアが滑ったとたんに大カウンターを当てちゃって、アクセルの調整で収束させることもできず、そのままリアのグリップが回復して、反対側にくるりと回って、そのままコースアウトしちゃんだろうな。

 でも80年代前半に製造されて、今もなおサーキットで活躍しているハチロクってすごい車。