2月6日

 金曜日。六本木ヒルズで午前中にお仕事だったので、朝イチで新幹線に乗る。品川で山手線に乗り換えて、恵比寿から六本木。30分ぐらい余裕を見て出発したら、本当に30分前に到着するすごさ。

 六本木ヒルズのオフィス棟のインテリジェントな感じが肌に合わない。あるネット企業のロビーは東京には贅沢なぐらいのだだっ広い真っ白なスペースに、白いソファがいくつか置いてあるだけで、大きな画面で幾何学模様がうねうねと動いている、20年ぐらい前の近未来な感じのデザインだった。会議室に通されて、1時間ぐらいお仕事をして終了。

 午後は、消費者被害の片棒を担いだ得体の知れない会社について、実態があるかどうかの調査。新宿区の大久保駅近くにある法務局出張所に出かけて会社の登記簿を取って見るも「不存在」だと。頭に来たので、住所地をくまなく歩いて探してみることに。新宿区富久町にあると、得たいの知れない会社の得たいの知れない人が話していたので、富久町をぐるぐる歩くのだ。

 翌日も東京でお仕事なので、この日は宿泊が決まっていた。午後いっぱい時間があるので、大久保から歩いて富久町へ行く。携帯でナビさせたら3キロ弱だった。新大久保方面へ行き、韓流で元気な町を見物しながら歩く。妙に活気があって楽しい町だった。

 大久保二丁目で右に曲がって、適当に左に曲がり、東京医大方面へ。お腹が減ったので、「玄古」というお店で玄古つけ麺を食する。普通においしいけれども、普通盛りを頼んだら200グラムとつけ麺にしては少ない感じだったので、大盛りにしておけば良かったと激しく後悔する。

 つけ麺を食べ終わり、いよいよ富久町にさしかかったので、ぐるぐるととにかく歩き回ったけれども、大部分は住宅街。靖国通り沿いにはオフィスビルなんかもあるけれど、目当ての得体の知れない会社の名はどこにもない。2時間ぐらい歩いて、得たいが知れないだけに、やっぱりこの界隈には存在しないんじゃないかという確信を強めて、新宿3丁目方面へ。

 夜は、友人Kとその仲間と飲もうという話になっていたので、新宿駅へ行く。ところが、急な仕事が入ったので、どこか落ち着いてパソコンに迎える場所を探さなくてはいけなくなった。駅東のスタバは妙に込んでいたので、駅西に行くとマクドナルドを発見。ホットコーヒーとポテトだけ頼んで3階に行き、パソコンを広げて電話でやりとりしながら2時間ぐらい過ごす。

 友人Kと合流し、友人Kの友人とも合流して、安居酒屋でビールをがぶ飲みする。2次会は友人Kと2人で。都庁横のホテルまで何とか歩いて、ふらふらとベッドに倒れて意識を失う。

 土曜日。午後2時から、神田で仕事だった。チェックアウトは午前11時だったので、ぎりぎりまで粘って仕事をし、午前11時すぎにホテルを出る。

 次の仕事までは3時間。特にすることもないから、せっかく東京に来ているということで、神田まで歩くことにした。

 最初、適当に歩き出したら方向を間違えたらしく、途中で修正しながら歩く、歩く。靖国通りに出て、昨日歩き回った富久町を通り、市ヶ谷の防衛省前を通り、本当ならば九段下を通っていくと近いのだけれども、飯田橋辺りの、中央線が走っている風景が風情があったので、そのまま水道橋方面へ歩く。死亡事故のあった某遊園地の横を通って、ようやく遠回りしていることに気がつき、南へ曲がって白山通り。ここまでで、8キロぐらい歩いたのか。

 すでに目的地は近くなっていて、お昼の込む時間から外れたちょうど良い時間になってきたので、ぱっと目に飛び込んできた大熊製麺に入って、つけ麺を喰らう。出し割りまで頼んで、おいしくいただいた。2日連続つけ麺だが、やっぱりまるかんじゃないと満足できないみたい。

まるかん

 神田周辺を歩いて、仕事場所へ。2時間ほど仕事をして、どうせなら東京駅まで歩いてしまおうということで、大手町辺りを歩いて東京駅へ。

 新宿から東京駅まで歩いたことになるけれども、やっぱり新宿界隈よりも、神田周辺の方が歴史があって趣があって、首都っぽいなと思った次第。スーパー金持ちじゃないとなかなかまともな住宅に住めない地域ではあるけれども。

 新幹線に乗って名古屋へ。歩いて新宿から神田まで行った時間よりも早く名古屋に到着した。