「アット・ニフティを9年間ご利用いただきまして誠にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 From アット・ニフティ
スタッフ一同」
というメールが届いた。ほお、もう9年ですか。1995年2月から入ったということなのか。
当時は、PC9821As2という機械を使っていた。もちろん、Windows3.1だ。HDD340MB、メモリ5.6MB、CPUは486SX33MHzでディスプレー込み40万円という驚きプライス。いま、40万かけたら、ばりばりビデオ編集ができるパソコンが買えるのに。まだパソコンが非力で、MS-DOSもばりばり使わないと、不便な時代であった(それでもPC8801に比べて異常に速いと感じたのだが)。なぜなら、まだWindowsでゲームができる時代じゃなかったのである。
@niftyもNiftyserveという名前だった。NECがやっていた、PC-VANにも入っていたが、ほとんど使わなかった覚えがある。初めて買ったモデムの速度は14400bpsだった。「パソコン通信」はテキストベースで、まだ一部の人の世界だった。ADSLで12メガだとか26メガだとかは想像すらできなかった速度である。
まだ、インターネットの商用利用が始まったばかりのころで、大学など一部で使われていただけ。Niftyとインターネットでメールをやりとりすると、なぜか12時間後に届いたりした。思えば不便な時代であった。今から当時に戻ったら不便で涙がでちゃうだろう。
わずか10年足らずでここまで進んだものも、いままでなかったかもしれない。僕が買った東京R&DのFV/2Kは大本の設計が1995年。僕のネット歴と同じだが、レギュレーションのおかげでこの9年、ほとんど変わらない。もちろん、陳腐化もしない。