2月21日

 純正の排気カムを吸気側に移植するにはどうすればいいのか。

 あれこれ考えていたら頭が痛くなってきた。大阪の某氏がBPの排気カムを吸気側に付けたけれど、カム山の様子が変だという。

 吸気側のカムは、排気側のカムに遅れて付いてくるような感じで回っている。すると、排気側カムを吸気側に付けるには、大幅に遅らせる必要がある。作用角だけで考えれば、吸気と排気、それぞれのカムの中心角分だけ遅らせればいいのだが、実際にやってみると変な方向を向いてしまったらしい。

 なぜずれる。円を書いて、その上で計算するときちんと合っているのだ。けれども、実際にその計算結果で組むと、カムが変。なにが原因だ、と頭を悩ませた。日ごろから飲んだくれてばっかりで、あまり考えることなどしないから、頭痛がしてきた。

 仕方なく、ヘッドの模式図を書いてみる。上死点のときに両方のカムが外側を向いている。それがくるくると回るとやがてリフターを突き…。

 ハッと気が付いた。バルブは垂直ではない。バルブ挟み角があるじゃないか、と。

 確かに、その角度分カムをさらに調整したらちょうど良くなりそう。

 で、うまくいくんだろうか。

 

 と、頭を悩ませているうちに、どうやらカウンターの桁が変わっていたみたい。20000ヒット。あまたあるページの中では些細な数字だけれど、とてもうれしいです。

 エンジン始動まで書いても、バルタイ遊びやセッティングまで、まだまだマニアックな話が書けますのでご期待を!