ここ数日、難しい数字を眺める日々。富山県の年間予算が5200億円ぐらいで、借金は1兆円。年間520万円で暮らす家庭があるとしたら、すでに1000万円ぐらいの借金があり、今年は90万円を返済するけれど、やっぱり80万円ぐらい借りる感じ。利子を考えたら元本は減らない。
自分は155万円ぐらいしか稼がないのに、親からの仕送りが170万円で、奥さんのアルバイトで60万ちょっとしのぐ。親の仕送りのうち、50万円ちょっとは使い道に注文が付けられている。親も疲弊しているので、「自立しろ」と仕送りが毎年シビアに削られて、悲鳴を上げる今日この頃。普通の家庭なら破産しているよな。悲しいことに、日本で47ある家庭のうち、自ら稼いで食べていけるのは、東京ぐらいで限られていることだ。
支出では食費が150万ぐらいで最も高く、医療や教育に40万。家の増改築や修繕、家電購入には150万を投入するが、借金も多い。富山県の場合、けっこう食費を削ってるけれど、収入減に追いつかない感じ。
お役所の予算書って、最低単位が千円だったりする。まあ、これはましで、国の予算書なんかは億単位が普通で最低単位も100万円。担当部署ではもっと細かいかもしれないけれど。
怖いのが、そういう数字の羅列を見ていると感覚が麻痺してくることだ。
みんなのお金で自分のものじゃないから、使われ方に無頓着になる。それを見過ごし続けて、だんだん、給料やもうけから引かれる金額が、増えていく。