2月18日

 まっすぐ出勤する気にならなかったので、ロードスターに乗り、ホームセンターやらスーパーやらを回る。

 名古屋の街中を乗っていて、気になりだしたのが2000回転以下でのぎくしゃく感。エンジンブレーキを使って止まるとき、スロットル全閉で燃料噴射がカットされていたのが、1800回転まで下がると燃料噴射が再開する。このとき、がくがくっとエンジンが振動する。街中で動かしていると、2000回転以下もけっこう使う。そのたびにぎくしゃくする。何がいけないんだろう。

 ハイカムも入ってアイドリングも苦しいし、仕方がないのかな、とあきらめていたのだが、あれこれいじってみることにした。

 まず、燃料カット復帰補正をいじってみる。補正の係数をいろいろ変えて試すが、あまり効果がない。ぎくしゃく。加減速補正かしら、と加減速補正減少割合やら、回転数ごとの調整やらをいろいろいじって見るも、まったく変化なし。まったく切った状態にしてもぎくしゃく。これでもない。

 ここで、基本を思い出した。アイドリングや加速中でなにやら思うとおりに動かないとき、だいたいが噴射量マップが原因だった。噴射量マップを表示させる。エンジンブレーキの時は吸気圧が低い状態だから、マップの左の方を読んでいる。セッティングのときは無視しがちな領域である。吸気圧が低い領域は、基本的にエンジンブレーキの状態のときに読む。スロットル全閉で燃料カットするから学習も進まない。1800回転以下になると噴射を再開するが、減速中だから学習する暇もなく停止するケースが多い。こういった領域は手で数字を入力するしかない。

 マップを見ながらエンジンブレーキで止まってみると、果たして不必要に濃くなる数字が書いてある領域を読むとぎくしゃくした。これだ。

 なぜだか分からないが、ところどころ濃くなっている。エンジンブレーキのときぐらいしか読まない領域だから少々薄くてもそれほど支障はない。がしがし削ってやると、果たしてぎくしゃくが収まった。大成功。

 3000回転あたりでノッキングが出ているのも気が付いた。やはり、ハイコンプ、ハイカムにしたのだから、いくらハイオクを入れても点火時期を遅らせないといけない領域もあるらしい。

 Freedomの学習ばかりに頼っていると、細かい詰めが甘くなる。