2月17日

 亡くなる方向が確実だったクーマック耐久が突然、今年もやることになったそうだ。ロードスターでも戦える絶妙なレギュレーションがあったから参戦していたわけで、別の枠組みの耐久レースになるなら、まったく興味はなかった。だから、今年は間瀬で走るとは思っていなかった。それなのに、今シーズンは3戦。どうせなら、2010年シリーズの3戦目を開催してもらえれば、一生懸命戦って白黒付けられたのに。ま、分はこちらの方が悪かったんだろうけれども、何となく引っかかりを感じながら両方とも1位!と言っているよりは、精一杯戦って2位の方が気持ちが良い。

 突然、やる、と言われても、車につぎ込んでいたモチベーションと時間を、だいぶ仕事の方に振っていただけに、なんだか不意打ちを食らった感じ。「本当にやるのー?」みたいな。

 しかも、最強ライバルシビックチームが2台で参戦してくる、という情報も。丸3年、耐久に使ってきた雅久号のエンジンをオーバーホールするとして、だいたい見込めるタイムって読める。エンジンだけの伸びしろはコンマ5秒以内だ(笑)。あとはセッティングでもう少し伸ばせるかもしれないけれども、この2年間、ライバルのエラーを拾って勝ってきただけに、2位はなんとか取れても1位を取れる気はしないなあ。

 今の枠組みでやれることが見えているだけに、やっぱり「本当にやるのー?」って感じのモチベーション。デフだけ入れて、鈴鹿とか別のサーキットでも攻めて遊ぼうかと考えていただけに、また同じコースをぐるぐるするのは「いまさら感」が強い。1時間のスプリントレース3本を走るレースだから、コストもそれなりにかかるからなおさら。

 富山に行って、カニでも食べながら考えることにしよう。