2月17日

 起きたらひどい二日酔い。地球の自転をものすごく感じた。んが、隣に寝ている仲間が起き出している状況だったので、起きるしかない。

 まったく頭が回らない状況で、そこら辺に転がっていたREVSPEEDを読んでいたら、パンケーキが目の前に出てきたので、ぱくぱく食べる。ミルクティーを飲んだらだいぶ二日酔いもましになってきた。デミオを直さないと帰れないので、つなぎを着て、のろのろと工場へ。

 外は一面の雪。一晩で30センチぐらい降ったらしい。富山の人が「大雪だ」と言うぐらいなので大雪なのだろう。僕が見た最大の大雪は、松本時代にみた1メートルだから、何とか対応できた。

 雪かきをした後、デミオを修理する。左のドライブシャフトが破れてグリースが飛び散って、異音が出始めてしまった。

 きちんとメンテに気を遣っていれば防げた現象。昨年4月にブレーキパッドを交換したときには、まだ破れていなかった。その後のメンテは、他人まかせだったので、ブーツが破れていたことに気づかなかった。75000円で買った車だから、10万キロ走ったときにタイミングベルトやウオーターポンプ、オイルシールは交換したのだけれど、基本的にお金を使わないようにしている。メンテしている気になっていただけで、気にしていれば防げたトラブルなのでちょっと反省。安く済ませようと思っていたのが裏目に出て、お金がかかってしまう典型的な例かもしれない。

 リフトに載せてチェックしてみると、左のドライブシャフトブーツがちぎれてグリスが飛び散っていた。右側のドラシャもブーツが切れそうになっていたのだが、ブーツよりもドライブシャフトの根本のオイルシールがへたっていて、ATFが漏れていたので、右側も外してオイルシールを交換するしかない。

 すでにデミオは14万キロ超。75000円で買った車を3年間で4万キロ走ったのなら十分ペイしているので、新しい車(別の格安中古ね)を買おうかとも一瞬思ったのだが、別に乗りたいと思う車もない。なので、左側のドライブシャフトのリビルドと、右ドラシャの分割式ブーツ、オイルシール2つを注文する。

 で、デミオの足回りを分解。ロードスターに比べてなんと単純な構造なことか。3本のボルトを外し、ドライブシャフトのボルトをインパクトレンチでばきばきはずせば、ドライブシャフトが抜けてしまう。

 左側は、リビルドを頼んであったので、交換するだけで簡単。右側は、やっぱりブーツが破れそうなので、交換する。分割式を選んだのは、ドライブシャフトを分解する手間を省くため。最近は、分割式でもけっこう、耐久性があるらしいし、安いのでこちらをチョイス。

 分割式ブーツをシャフトにぶち込んで、付属ボンドを接合部に流し込む。たぶん、ゴムを溶かすような強烈なボンド。たっぷり使ったら、溝からあふれ出てしまって拭き取るのに苦労した。

 携帯カイロのお化けで接合部を加熱して接着する。最高100度になるらしいカイロはもくもくと水蒸気を上げて発熱する。しばらく放置して、グリスをぶちこんで、ブーツをバンドで固定。完成したドライブシャフトを取り付けて、デミオの修理完了。

 これで、エアコンが壊れなければ、20万キロ(あと6万キロ)を走破する計画。