昨日から霧ヶ峰のヒュッテに泊まり込みの飲み会に行っていた。携帯電話の電波も入らない。日常からまったく切り離された冬の高原で、オープン乗りの仲間たちと過ごす時間は、なかなか簡単には得られない、貴重なものである。
1升びんに入った白ワインと、もう2本のワイン。買っていったバーボンの4分の3を6人で飲んだ。他のお酒もあったかも知れないが、飲んでいないから分からない。いや、飲んだけれど覚えていないだけか。酒飲みなら、細かいことを気にしてはいけない。
寒冷地ならではと、屋根からぶら下がったつららで、バーボンのロック。30センチぐらいあるつららをグラスに入れて、無理矢理飲む。つららがおでこに当たって冷たい。
「グラスに残っていた水が白く濁っていたよ。大丈夫」と今朝、ヒュッテのお姉さん。オープン乗りなら細かいことを気にしてはいけない。
昨日いじったバルタイが気に入らなかったので、1500mの高原で、白い息を吐きながら、調整した。クロカンスキーに興じる人たちと、バルタイ調整に興じる車野郎。実に自然な取り合わせである。ヘッドカバーにおびただしく雪が付いて、カムに水滴が大量にかかった。素人がエンジンをいじるなら、細かいことを気にしてはいけない。
書庫を見てみると、「日常」が始まったのは、どうやら1年前の今日である。サイトらしいものを作ってアップしてから、今日で1年になるらしい。当時、1年後に新エンジンのバルタイを気にしているだなんて、夢にも思わなかった。というか、そこまでの知識すらなかった。
こうして、順調にいじられるのも、ここをのぞいてくださり、声をかけたり、知識を分けたりしてくださる、みなさんのおかげ。直接は見えないけれど、目線を感じていると、ハードに車をいじるパワーがもらえる。
今後も監視してください。