天気が良かったので、開幌状態にして走りに行った。仕事をさぼってではなく、休みだったからである。ディーラーの店長はマスクをして、鼻をかみまくっていた。すでに花粉の季節に突入している。幼い頃はアレルギー性鼻炎で病院通いをしたものだけれど、近年は目に少々異物感があるだけで何ともない。どうやら治っちゃったらしい。体質が変わったのかしら。
空気が澄んで、北アルプスが近く見える。お世話になった人に動いているうちに車を見せておこうと、群馬を目指す。
さすがに朝冷え込んだとあって、晴れていても風が冷たい。巻き込んだ風が後ろから左耳に当たって痛い。ダッフルコートのフードを被りたくなる誘惑に駆られるものの、わざわざ屋根を開けて、寒い思いをして、なぜかフードを被って震えているのはやはりおかしな人物に見えてしまう。すべてのオープンカー乗りがおかしな人だと思われるのもしゃくなので、極めて涼しげな顔で乗らなければならない。我慢はするが、我慢を悟られてはいけない。
浅間山がくっきりと近く見えて美しい。噴煙以外の雲はかかっていない。北アルプスの壁のような急峻さ、険しさはなく、火山特有のなだらかな形をしている。すそ野が広い。
登坂車線でトラックをぶち抜いて、トンネルへ。下りの連続ヘアピンをリズム良く駆け抜けていく。スタッドレスタイヤが腰砕けになるぎりぎりの領域だから、それほど飛ばしているわけではない。それにしても乗り心地が悪い。早く足回りよ、来い。
仕事途中に割り込んで、2時間ぐらい会話をしていた。どうやら、バルタイでもう少しエンジンのふけが良くなりそうなことが分かった。
ということで、明日は再びカムと対面。