名古屋に帰っていた東京の友人が今朝東京に出勤する、という。たまたま今日は東京での仕事を作ってあったので、一緒に行きついでに秋葉原をあれこれ見て回ることにした。午後1時ごろに出勤すればOKというこの友人の仕事も僕の仕事と同じぐらいやくざなものである。
友人は一応、パソコン関係の仕事に就いているので、そちらの知識は豊富だ。一方僕は、昔はパソコンヲタクであったものの、最近は車ヲタクに転向してしまい、最新の知識はあまり持ち合わせていない。最近のパソコン事情にはまったくうとい。だって、Pentium3
700MHzを804MHzにクロックアップした自作デスクトップと、MobilePentium3 733MHzのノートパソコンの体制でまったく不都合を感じたことがないのだから、最新情報にも疎くなる。昔は、PentiumPROが出た、それが元になって2になったなどという記事を読んで興奮したものだが。
DVDドライブがあると便利かもしれない、と思い、DVDドライブを物色したのだが、DVDの+と−、±なんかでいろいろ企画がごちゃ混ぜになっているらしい。ビデオカードも今使っているGeForce2MXを使ったカードでまったく問題ないのだが、3世代前だと言われてしまった。
パソコンのCRTでテレビが見られたら便利だと思い、ビデオキャプチャーボードなどを見るも、アナログとデジタルが入り乱れて訳が分からない。結局、まだまだVHSでHotVersionやら、VestMortoringなんかを見られるのだから、別に無理してパソコンで見る必要がない、と思ってしまった。
パソコンはどんどん速くなっていくのだけれど、ビデオ編集やDTP、3Dゲームなどをしない限り、そのパフォーマンスを発揮できる場面はあまりない。「何に使うのか」というところをもうちょっと見直さないと、パソコンのパフォーマンス競争も一部のユーザー以外からまったく切り離された意味のないものになってしまう気がするのだが。
午後に出社すればよい友人もおかしいが、午前中、電気街で過ごしてしまう僕も怪しい人間だ。午後、夕方まで用事をこなして、再び秋葉原に向かう。ROMチューンに使うEP-ROMを物色。Freedomに移行してまったく無用のものなのだが、なんとなく欲しい気がした。名古屋の大須で買うと800円ぐらいするものだ。きっと日本一の電気街なら安いだろうと思って探すとやはりあった。半額の400円。これは買うしかあるまい、と10個注文したら「レールでどうですか? 13個入り」とすすめられ、なんとなく13個入りを買ってしまった。
13個のEP-ROMが縦に1列並べられた60センチぐらいの長さのケースを持ち運ぶ羽目になった。ムカデのような物体を大量に持ち歩く姿はさぞかし怪しかったに違いない。