昨日、今日と新エンジンのポート研磨。チタンの刃先を使い、ドリルでバルブガイドや鋳肌を落としてゆく。5時間ぐらいかかって、吸気側だけ、80番のフラップホイールで荒削りまで終了した。
今回は、鋳肌だけを落とした全回と違い、ポート形状の大幅変更をしている。といっても、基本的には元にある形を生かすだけで、ガスケットの幅までぎりぎり削ったり、バルブシートを入れるときにできた段付きを削るぐらいなものである。本来なら、ガスケットぎりぎりまで広げるのは、低回転で流速が落ち、いけないのかもしれないが、今回のエンジンは4連スロットルを付けて高回転型にする予定。低回転のトルクがない仕様、とも言える。
現在の吸気ポートはこんな感じ。
真ん中の壁にある段差は解消できなかった。これは鋳造した時点で、大きなくぼみがここにできてしまっていたもの。なくそうとすれば、隔壁がなくなるぐらい削り込まないといけないわけで、それではさすがにポート径を広げすぎだろうと、そこそこまで削ってあきらめた。あと1時間ぐらい電気ドリルを使い、その後は手でペーパーがけする地味な作業が待っている。ここまで削るのでさえ大変だ。
今日の午前中はとりあえず、吸気ポートを削った。午後からは友人の引っ越しの手伝い。夜、お礼に中華を食べさせてもらった。