12月8日

 ライブがあるので一人勝手に興奮し、仕事が手に付かないでボケッとしていた。仕事が手に付かないのは、ほかの理由もあるのだが。

 7時半すぎにアンティーク・ノエルへ。「Give Peace a Chance(平和を我らに)」というポール・マッカートニーの曲の名を冠したイベント。日本が戦争を仕掛けた日にジョンレノンを追悼するとともに、暴走するアメリカに反対するというのが趣旨だ。

 店について驚いた。たくさん来る、とは聞いていたが、すでに超満員。立ち見も出始めているぐらい。いやいや、すごい。超満員なので、写真を撮るにもスペースが不自由。仕方がないからステージと客のテーブルの間に潜り込んだ。

 「Don’t let me Down」「Help!」「Stand by Me」「Helter Skelter」「Let it be」などなど。そして最後に、ジョン・レノンの「Happy
XMAS」。

 War is over if you want it (みなが望めば戦争は終わる)

と、観客とともに大合唱。けっこう、決まったライブだった。自衛隊が派遣されようとしているが、アメリカのエゴ丸出しの戦争に荷担する、という自覚をもっと持たなければならない。つい最近の選挙で首相を選んだのは僕たちなのだから、軍隊を送ることになったのも僕らの責任なのだ。

 そんな深刻な思いはケロリと忘れて、東京の満員電車みたいになってしまった店内からそそくさと抜け出し、飲みに行ったことは伏せておこう。