やらねばならない仕事があるのだが、もう年末気分だし、大してモチベーションもわかないので、漫画なんかを読みながら、だらだらと2日間を過ごしてしまった。仕事そっちのけで漫画に熱中。ま、締め切りまでに出せば良いだけの話で、正月休みの間に提出すれば良いのだから、焦ることはない。
本当は今日中に仕事を片付けてから帰省したかったのだけれど、実家で片付けることにして、名古屋に向かう。午後6時半から学生時代の友人と忘年会があったから。
国道41号を飛騨市まで走り、卯の花街道を通って飛騨清見から東海北陸自動車道というのがいつものコース。晴れていれば3時間ぐらいで到着するのだけれど、外を見ればみぞれが降っている。間違いなく、標高が上がれば雪が大量に降っているわけで、いつもよりかなり時間がかかることは分かっていたのだが、だらだらと過ごし、午後4時すぎに家を出る。
案の定、大沢野を抜けたあたりで本格的な雪。雪っていろいろな状態があって、雪と雨が半々ぐらいのシャーベット状が一番危ない。固体だか液体だか分からないような状態のものがタイヤにからみついて、激しくハンドルを取られる。いや、ハンドルを取られるというような生やさしいものではなくて、車ごと左右へ振られてしまう。
富山県境ぐらいまで、そんな状態の雪だったので、かなり緊張して走った。岐阜県内に入ると雪の強さが弱かったので、イージードライブ。年末だからか、大雪で山の方向へ向かう道だからかは分からないけれど、交通量が少なかったので、雪道だけれどほぼ、いつものペースで走りきる。
神岡を抜けて数河高原に向かう前にシェルスタンドに寄って給油。けっこう奥地のスタンドなのだが、なぜか冗談みたいに価格が安い。富山市内でレギュラーが安いところで151円/リットルなのだけれど、ここは137円/リットル。怪しい品質なのかもしれない。とりあえず、雅久号にレギュラーを給油して、その後におわらサーキットを200周走っても、エンジンがつぶれなかったので、たぶん大丈夫だと思う。
給油を終え、数河高原へ。標高がだんだん上がるにつれ、雪も本降りになってきた。大雪をヘッドライトが照らすものだから、20メートルぐらい先までしか見えない。ガードレールの反射材や街灯を頼りにできる限りアクセルを踏む。
路面は平らなパウダースノー。デミオでいろいろ挙動を試してみる。FF車は、コーナリング中は我慢しなければならないことが何となく分かった。アクセルで向きが変えられるFR、ラブ。それにしても、本当にロードスターで走っていないことが悔やまれるぐらい良い状態の積雪路面だった。松本時代にも、その年一番の積雪のときに、喜んで山へ走りに行ったものだ。2回目、3回目ともなると、路肩の古い雪やらなにやらで、路面の状態が悪くなるから。
卯の花街道へ。ここもものすごい振り方。けれども、わだちがすくないのでかえって走りやすかった。タイトなコーナーはサイドブレーキを引きまくりながらクリア。
飛騨清見インターから高速へ。徐々に標高が上がっていく、ひるがの高原までは危険を感じるほどの雪の降り方だった。雪がヘッドライトに照らされて前が見えないから、道路のどのあたりを走っているのかが時々分からなくなる。
ひるがの高原を抜けて、除雪車が走った直後の状態の良い道を快調なペースでとばしていたら、高鷲インターでスキー客の渋滞に遭遇。郡上八幡までのろのろペースを強いられて時間をロスした。
車で飲み屋に直接乗り付けて、仕方がないからウーロン茶で乾杯。終電の時間までわいわい騒いだ。