富山の街にもようやく雪が本格的に降ってきた感じ。もう12月下旬なのだから、当たり前といえば、当たり前。
去年、日本海側の冬を初体験して、太陽の出なさ加減にうんざりしていた。しかし、今年は「太平洋側かよ」というぐらい晴天の日が多かった。去年はお昼を過ぎるとすでに夕方の雰囲気になって、おまけに雷までなって夕方ぐらいには仕事をする気も失せていたのだが、今年はなにせ明るい。立山もとっても近くに見える感じ。
立山って曇りだったり、かすみがかかっていたりして、あまり見えないことが多いのだが、今年の冬は何度もくっきりと見えて、かえってありがたみがない。富山の市街地から神通川沿いに出たとき、突然立山連峰が目に飛び込んでくるとハッとして感動すら覚えるのだけれど、毎日見えているとあまり感動がなくなる。
ようやく富山らしい冬になったねえ、という日に限って休みで、しかも午前中はまだ雨が降っていなかったのに、今日中に出さねばならない仕事があって、なぜかおおとろ亭にてうんうんとうなりながら仕事をこなす。悲劇的にはかどらなくて午後遅くまでかかってようやく仕上げた。雨も降っていたし、さあ、車いじりだ、という感じじゃない雰囲気。
夜になって雨が雪に変わった。雪、というよりはアラレのような粒が、ざあざあと降ってくるので、あまりロマンチックじゃない。富山の雪って、危険を感じる降り方をする。