12月19日

 WindowsXPを我が家のデスクトップ機に導入した。ヤマダ電気のパソコン専門館に寄ったら、ちょうど発売日だったらしい。衝動買いをしてしまったのだ。ネットワーク機能は必要ないだろうと、ホームエディションを選んだ。

 ホームページ作成や電子メールはノートパソコンのDynabookでやっている。このパソコンは会社から支給されたものだから、OSをいじるわけにはいかない。だから、デスクトップ機を遊び用に作った。ゲームを入れたり、変な実験をしたりするためのもので、いつ壊れても痛くもかゆくもない。95以来、個人向けのOSが久しぶりに大きく変わったので、ぜひ遊んでみたかった。

 Windows98からCD-ROMを読み込ませてやったら、セットアップ画面が起動し、数十分待ったら、XPへと進化していた。なかなか優秀なセットアッププログラムである。基本的に、98の環境がそのまま移行されている。Windows3.1から95へ乗り換えたころと比べると、かなり進歩したもんだ。95に移行したときは、NECのPC9821Aシリーズに採用されたローカルバス用のCanopus製グラフィックカードの対応ドライバーがなかなか出なくて、3.1用のドライバーを無理矢理95で動くようにあれこれした。今から考えると、すごく暇だったらしい。

 優秀であるが、2000円ぐらいで買ったサウンドカードを認識してくれなかった。バッタもんの無印カード。付属CDを見てもWindows2000用のドライバーが入っていない。メーカも不明。仕方ないので、同じサウンドチップを使っている他社製カードのドライバーを放り込んだら、音は出るようになった。けれども、妙にエコーがっかった変な音。おまけにジョイスティックを認識しない。手動で認識させようとすると、突然リセットが掛かるおかしな状態になった。

 だましだまし使っていたら、オンライン認証の期限が切れかけた。XPは1カ月以内にインターネットを通じて「認証」という手続きをしないと、使い続けられないのだ。某パソコン雑誌関係者の友人に聞くと、認証についてはマイクロソフトが仕組みを明らかにしていないが、どうやら認証した当時のハードウエア構成を記憶しておき、複数の機械に不正インストールをするのを防いでいるらしい。すると、デスクトップ機をいじって再インストールをしたときに認証ができない可能性があるわけだ。

 フライトシミュレーターをやりたいので、ジョイスティックはぜひ動いてほしいし、Windows98の時代から何となく不安定だったので、サウンドカードを新しく買ってきて再インストールをすることにした。クリエイティブのサウンドブラスターのバルク品を6400円ぐらいで。さらに、IBM製の40GBハードディスクを14000円ぐらいで買った。20MBが10万円していた時代と比べると、ただみたいな値段。340MBが100万円というのもあった覚えがあるぞ。

 セットアッププログラムがCD-ROMから起動できるのも、便利すぎるのである。昔は、MS-DOSを起動して、コマンドプロンプトからの操作でフォーマットしてFDISKして、さらにCD-ROMのドライバーをCONFIG.SYSに記述して、と大変だったのに。良い時代だ。

 40GBのハードディスクにセットアップしたら、ドライブレターがFになっていた。失敗。元々付いていたハードディスクの電源を抜き、もう一度セットアップ。楽ちんだから、あまり苦にならない。

 大容量化でディスクが速くなったこともあるけれど、全体的に快適。鬱陶しいビジュアル系なインターフェイスはすべて、OldWindowsスタイルにしてやった。余分な飾りはいらない。