昨日のこと。松本に行く仕事が出来たので、仕事が終わったらすぐに向かえるようにロードスターで出勤。とりあえず、松本に行くならタイヤは交換しなくてはならないから、出勤前にさくっと交換した。なんだかタイヤ交換ばかりしている。正午頃、ジーパンに革ジャンな格好で、堂々と出勤。だれも、なにも言う人はいない。いかれた仕事場だ。
友人がホテルマンをしている松本駅前のビジネスホテルに予約を入れ、チェックインしたのが9時ごろ。それから飲みへと繰り出し、もちろん懐かしのショットバーに顔を出し、部屋に入ったのが午前3時。起きたら午前10時前であった。
ロードスターで安曇野をぐるぐる回る。すっかり雪化粧した常念岳が美しい。山の位置を見ると自分がだいたいどこら辺にいるか分かる。山を見ながらの生活が懐かしい。
仕事を終え、スタッドレスタイヤの威力を確かめようと、美ヶ原林道を上ってゆく。雪の降らない松本では珍しく、この早い時期にかなりの量の雪が降ったのだが、ここ2、3日の暖かさと雨で街中の雪はほとんど溶けてなくなっていた。林道でも雨が降ったらしく、かなり上まで行って、ようやく雪道になった。それでも、雨が降った後に凍ったらしく、氷結に近いシャーベット状の路面であった。
先代のスタッドレスであるミシュランのタイヤであれば、すぐに前に進まなくなって止まってしまうような急坂でも、新品のヨコハマ・アイスガードはぐいぐいとグリップして車を前に進めてくれる。ブレーキでロックさせてみても、かなりの効き具合を発揮し、すみやかに止まる。さすがに、ある程度勾配のある場所での坂道発進はきついと思うけれど、素晴らしい効き具合である。比較対照が、もともとドライ路面重視のスタッドレスを4シーズン使ったタイヤだから、あまり参考にならないけれど。どんなスタッドレスを付けても新品であれば、グリップ力向上に感動したはずである。
路面にわだちがあり、それが凍りかけているので、滑って遊ぶようなことはできなかった。武石峠の近くまで上っていったのだが、路面の雪が深くなってきたため断念した。ロードスターでは亀の子になってしまうから。がりがりに凍った雪では一度スタックすると、タイヤが凹凸にはまりこんだ形になってしまい、なかなか抜け出すことができない。
すごすごとバックで引き返したのだが、狭い場所で強引に転回しようとしたら、やはりスタックした。ハンドルを左右に切りまくり、ギアを前進とバックにがちゃがちゃ入れ替えて振り子のように車を動かして、何とか脱出。
やはりFRで雪道を走るものじゃないね。