12月1日

 前日に突然、宿直だと言いつけられた。毎週土曜日と言えば、おおとろ亭にて宴会なわけで、土曜日は宿直にしてもらいたくないのだが、サラリーマンの悲哀、上司から言われれば、仕方がないから働く。

 隙があれば、遊びに行ってしまうのだけれど、今日は微妙に仕事が入って隙がちょっぴりしかない。往復に使う時間を考えると、遊びに行くのも現実的じゃないので、仕方がないから仕事場で時間をつぶす。

 富山の街についていろいろ調べることに。松川、いたち川が神通川の旧河道だったということは知っていたが、もっとマニアックな情報を集める。

 車で走ってみて「古い街道かも」と思っていた道路。南富山駅から大沢野方面へ走る県道なのだが、30年ぐらい前まで線路だったことが分かった。どうりでその県道を走っていて「裏側感」があったわけだ。

 路面電車の場合、電車は文字通り路面を走って街中を結んでいるのであって、車窓を流れる風景は街の表側ばかり。逆に、鉄道は駅と駅を結ぶものであって、途中はどちらかと言えば街の「裏側」を走る。路面電車は表通りの玄関側が見えるのに対し、鉄道は路地側や庭側が見える、とでも表現すれば良いか。

 これは富山のライトレールに乗ってみれば良く分かることで、富山駅北側からしばらくは表側なのに対し、旧富山港線区間に入った途端に裏側となる。まあ、一個人の主観で言っているのにすぎないのだけれど。

 国道41号と平行に走って大沢野に向かっている県道は何となく裏側な風景だった。高山と結ぶ昔の街道だった場所ともちょっと違うな、と感じていたから、昔は線路だった道路、ということを知って、妙に納得してしまったのである。

 かつての射水線についても知識を得た。富山新港の開港に伴い、高岡まで結んでいた鉄軌道が分断されてしまった。今では万葉線区間でしか残っていない。富山北大橋から先の道路って変だな、と感じていたので、かつては線路が走っていた地域だと知れば、「変」も納得できる。

 なにを書いているのか、良く分からなくなっちゃったけれど、書いてしまったからこのままアップすることにしよう。分かるように書く必要もない。所詮、僕の覚え書きに過ぎないのだから。