松本も最低気温が0度台となってしまった。たまたま寒気が入り込んだだけでまだまだ暖かいと感じる日もあるだろうけれど、外で作業するにはつらい気温に間もなく突入しそう。
はかりを貸してもらった富山の車屋さん(いつもお世話になってます)で、余ったハイカムをもらってきた。このハイカム、出所が不明で、なかなか怪しくて素晴らしい品物であった。吸排気側とも、264度の作用角を持つ。リフト量は、車屋さん曰く「不明」ということだった。264度くらいのストリートカムに毛が生えたくらいのものだと、B6エンジンの場合、リフト量はだいたい8.7mm前後というものが多い。まあ、それくらいのリフト量だろうと思って今日、確かめてみたら、「264」という数字の横に、「9.0」と書いてあった。しかも、手書きで引っ掻いたような刻印なのが、怪しくて素敵。
何と、9mmのリフトなのであった。ノギスで測ったから間違いない。戸田レーシングでHLAを使うカムで264度の9.0mmがあるけれど、やはり8mm台のリフトが多い。戸田にはもう一つ、同じ作用角で8.5mmリフトのものもあるから、やはりリフトの違いで低速のトルクの出方が変わってくるのかも知れない。でも、せっかく棚ぼたで手に入ったカム。激しい方がうれしい。
さて、これを組んで、カムとバルブががっちんこしないかな。確かめなくては。9mmリフトであることの興奮から、今日は一気にコンロッド、ピストン回りを組んだ。
そろそろ、ヘッドを下ろすことも考え始めなければ。