11月28日

 フィルムで撮影した富山の走行会の写真を、フィルムスキャナで取り込んで配布したりいたずらしたり、あれこれ楽しもうと思っていたら、うまいこと付かない。99年の正月あたりに買ったCanoScan2700Fである。今となっては旧型すぎるぐらい旧型だが、このサイトに使った写真を取り込むなど、それなりの活躍はした。でも、4万ぐらいした覚えがあるから、元は取っていない気がする。

 うまいこと付かないのは、以前使っていたPCMCIAのSCSIインターフェースカードをWindows2000が認識してくれなかったからだ。ネットをあさってあれこれドライバーを試したが、だめだった。

 仕方がないので東京に行ったついでに秋葉原に立ち寄り、USBをSCSIに変換するコネクターを買ってきて付けてみた。んが、ばかばかしいエラーなのだが、コネクターの形状が違ったので付かなかった。スキャナーに付いているコネクタがマック用SCSIのD-SUB25pinメス。これをアンフェノールハーフピッチ50pinに変換するケーブルを使っていた。昔は王道だったNECのPC9801シリーズで使っていた規格。が、USBからSCSIに変換するコネクターはD-SUBハーフピッチ50pin。これは最近のSCSIに使われている規格。まったく付かない。

 仕方がないから、とアンフェノールハーフピッチ50pinからD-SUBハーフピッチ50pinに変換するコネクタを買ってきた。んが、変換後はD-SUBハーフピッチ50pinのメス。メスメス同士で付きやしない。ケアレスミスに頭に来たが、仕方がないのでアンフェノールハーフピッチ50pinからD-SUBハーフピッチ50pinオスに変換するコネクターを買ってきてようやく使っているパソコンにフィルムスキャナーが繋がったのである。はい、たぶんだれも読んでいませんね。でも、書くのだ。

 んが、繋がった様子があるのだが、うまいこと認識しない。これはおかしい、とこれまで粘ってきたUSB→SCSI変換コネクターはあきらめて、PCMCIAのSCSI-2インターフェースカードを買ってきて付けてやった。

 が、同じエラーが出て、動きやしない。この時点でフィルムスキャナーを使うことをあきらめていたのである。

 で、今日、Jornada728用のATOKを買おうと仕事をさぼって大須の街をふらついていたら、イメージデバイスが異常に安いことを知った。フラットベッドスキャナーなんて、安いものだと7、8000円で買えてしまう。新品なのに。さらに驚いたのが、フラットベッドで35mmフィルムの取り込みに対応していることだ。おお、欲しいかもと思って、廉価バージョンからハイエンドまで見比べてみて驚いた。ハイエンド機には「24枚連続取り込み」の機能があるのである! エントリーモデルは3枚連続で、価格が上がれば上がるほど、一括取り込みの枚数が増える。

 興奮しながら、あれこれ比べてみた。この時点で物欲モード突入。物欲が煮えたぎっている状態である。EPSONのGT-9400UFは3200dpi。dpiなんてけっこういい加減な数値だからほっておくにしても「12枚連続取り込み」が目に入った。うむ、24枚までとはいかないでも12枚も一発だったら、楽だなあ。

 値段を見ると27000円ぐらい。ちょっと高いけれど、手の届く範囲である。いろいろ心の中でせめぎ合ったのだけれど、比較的あっさりと店員さんを呼んでしまった。

 で、CANONのレーザープリンタが紙詰まりでご臨終していたので、プリンターも買うことに。これは会社からインクを%&ることができる、EPSONのPM-740DUに決定。物欲大魔王な自分にちょっと嫌悪感を感じつつも、新しい機械がいじれる期待の方が大きかった。

 ロードスターだったので、助手席に積む。仕事に戻り、路上駐車しなければならなくなった。剥き出しだったら幌をカッターで切られて一発で盗られるだろう。トランクから雨合羽を取り出し、かぶせて置いた。が、箱の形が四角くくっきりでていて怪しい。どうしよう、と思い、おもむろにトランクからヘルメットを取り出して、その上においておいた。これなら、下の箱が未開封のプリンターとスキャナであることは想像すらできないに違いない。

 家に戻ってでかい箱2つ、玄関に置いて、物欲を抑えられなかったそのオサルぶりに、やっぱりちょっと反省した。