11月27日

 仕事で、美麻村というところに行った。松本から、40キロぐらい北に行った、山間の村である。そこで、仙人のような暮らしをしている人と会うために。

 長野五輪のときに整備された高瀬川沿いの通称「オリンピック道路」を北上する。長野県北部は五輪開発に伴う道路が多い。松本は高速道路が整備された以外には、こういった恩恵はほとんどなかったのだけれど。

 途中の温度計は3度を示していた。大町市内に入ると、ちらりちらりと雪が。山道を登り、美麻村の中心部(ものすごい田舎!)に行ったときには、雪が本降り。辺りは銀世界であった。気温はそれほど低くないので、路面はただ濡れた状態。けれども、コーナーの先は凍っていないかと不安になりながら、慎重に運転する。ジムニーだから、いくら飛ばしたところで知れているけれど。

 明日になって晴れると、北アルプス山はすっかり雪化粧しているんだろう。明日の予想最低気温はマイナス4度。

 すっかり冬。