仕事で午後4時すぎ、名古屋市内の桜山へ行った。簡単な仕事であったのですぐに終了。4時半にはフリーになる。次の仕事は午後6時30分から。ちょっと時間があったので、たばこの煙が充満した仕事場ですごしているのも馬鹿らしいので、とことこと歩き出す。
暇つぶしをかねて、アルコールでよどんだ体をリフレッシュするのだ。ずんずん歩いてゆき、御器所。古くからの商店街らしいのだが、ただ店が並んでいる、というだけで街としての一体感はあまりなかった。それでも、古い街並みだったらしく、新しい名古屋を発見した気分である。住宅地のすぐ横にある商店街がもうちょっと元気になると、街全体が明るくなるのに。
御器所通りの鶴舞線・荒畑駅のわきを北へ横断して、さらに北上する。東畑町というらしい。たぶん、昔は畑だったんだろう。それでも街並みは昭和半ばぐらいに建ったぐらいの店があるから、宅地化は早かったのかも知れない。吹き上げホールを右手に見ながらとっとこ北上。名古屋高速が地下に潜る場所あたりで横切って、さらに北上。ちょっと道が東よりになっていたらしい。新栄辺りに出ようと思っていたら、河合塾本校にぶち当たって驚いた。
千種駅をすぎ、メルパルクの北側を西に向かって車道。桜通を西に向かい、途中で再び北上し、代官町。真西に向かってテレビ塔の北側を通り、さらに西へ。それからちょっと北上して仕事場に戻った。
早歩きでちょうど1時間半ぐらい歩いた。だいたい7キロぐらいか。
栄や今池の繁華街が近いから、住宅地にある地元のお店が元気がまったくなかった。なんだか良くないことのような気がする。一体感を持って地域を愛して、歩き回るには「物語」が必要なのだが、それを伝える人たちが仕事をさぼっている気がしてならない。