ロードスターに潜っての作業が終了したので、友人Kに電話した。
「今日休み?」
ちょうど休みであった。「今すぐ来てくれない? 軍手は用意するから」
友人Kは逃れられない、とあきらめている様子。「いま、ちょっと離れたところにいるから、待っていろ」。意外と早くやってきた。
エンジンを吊るため、4メートルの足場用鉄パイプを立てる。ちょっと1人ではできない作業だ。3メートル以上の高さにチェーンブロックを吊るさなくてはならないのに、持ち合わせの脚立は1メートルほど。届かない。ジムニーのスタッドレスタイヤを4つ重ねて、その上に脚立を置いて、その上に立ってみたら、僕の身長では届かなかった。僕より背の高い友人K、見事にチェーンブロックをフックにかけてくれた。
ボルトに鎖を通し、エンジンを吊る。ミッションとの連結がなかなか外れなくて、往生した。30分くらいあれこれやっている間、従順にも待つ友人K。何とか外すことができ、腰下を運ぶのも手伝ってもらった。電話1本で来てくれる。やはり、持つべきものは友達である。お礼に夜、ファミレスの「バーミヤン」でごちそうした。12月1日に松本駅隣で開店するホテルに転職した友人K。研修の話で盛り上がる。
午後9時半に帰り、軒下で腰下の分解。何と、ピストンだけで5gの差があった! しかも、1番と4番。どうりで高回転での振動が多かったわけだ。