スーツを作ってもらうため、ディーラーに行った。店長にはエンジン製作でアドバイスを何回ももらい、電子ばかりまで借りているので、恩返しである。「2着買って」との要望には、金がないから応えられなかったけれど。
着るものにはまったくこだわりがない。生地を選ぶだけで困ってしまう。幸い、2本のズボンが付くコースでは選択の余地があまりなかったから、店員のお姉さんとあれこれ話しながら決めた。決め手は、業者の「若い人はこれでしょ」という言葉。やはり、プロの言葉には弱い。「あ、そうなんですか」。これで決まりである。
形はシングル。ボタンは3つ。聞かれたとき「一番流行っているやつで」と答えちゃった。寸法取りは就職祝いに作ってもらったスーツを着ていったので話が早かった。「このスーツは、ここがこの寸法ですから、同じにしますか」と聞かれるので「はい」と答えるだけである。
できあがりは1カ月後。ボーナスが出ていると思われるので、何とか支払いができそうである。
たまにはオーダーメイドもいいね。仮縫いがないけど。