11月23日

 早朝に支度をして、USJへ。何も考えなくても連れて行ってくれるバスツアーってすばらしい。

 途中の渋滞もあって到着したのが11時前。祝日ということもあり、すでに多くの客が入場していた。アトラクションも60分待ち以上。集合時間が午後5時だったので、こりゃ、あまり乗れないや、と覚悟を決める。とりあえず、まだすいているカフェテリアで昼食。スパイダーマンは120分待ちだったので、バックトゥーザフューチャーに向かう。70分待ちの表示。

 車好きにとってやっぱり展示してあるデロリアンが気になるところ。本物のデロリアンが見られるだけでもうれしい。映画に出てきたデロリアンに近づけるべく、モデファイがされていたが、全体的にとってつけたようでおもちゃっぽかった。

 乗り物に弱い人にはつらいアトラクションを終えて、日本最大というクリスマスツリーの下であったゴスペルコンサートに聴き入る。で、その後、4Dシアターでシュレックの立体映像。90分待ち。9月にディズニーランドを経験しているので、待つのはそれほど苦じゃなくなった。

 結局、2つのアトラクションを体験したのみだった。ディズニーランドでは、アトラクションに優先的に入ることができるチケット「ファストパス」が無料で利用でき、あちこち駆け回って有効に時間が使えた。が、USJは優先的に入ることができる「エクスプレスパス」は有料。けっこうなお金を取る。もともと、時間予約や優先チケットは、客を列に並ばせたままにしないで、園内を回らせてレストランや土産物屋でお金を落とさせるという、運営者側の論理で導入しているはずなのだが、USJは有料にしてしまった。入場料に加えて、有料の優先チケットを買える富裕層だけを相手にしているようでなんだか気分が悪い。

 ま、裏を返せばお金さえ払えば遠方の人でも確実にアトラクションを楽しむことができるのだから手っ取り早いと言えばそれまで。どちらが良いかは、人それぞれの価値観で変わってくることかもしれない。

 東西両雄のテーマパークを立て続けに歩いた感想は、やはりディズニーランドの勝利。キャラクターのごった煮で、公園全体の統一感もないUSJに対し、ディズニーランドはディズニーの統一されたキャラクターでうまく「夢の国」を演出している。やっぱりミッキーマウスはキャラクターとして強い。ディズニーシーは映画のアトラクションが多くてUSJに近いけれど、全体の作り込み、「違う世界に来た度」は圧倒的にディズニーシーに軍配が上がる。

 それでも万博よりはましか。スタッフが写真を撮ってくれたり、挨拶をしたりと、ホスピタリティーの精神はUSJでもきちんと感じられた。