10リットル以上のオイルを燃やした燃焼室&排気ポート。洗浄には難儀した。詳しくは本編に書くと思うけれど、サンエスのカーボン落としに漬けた後、使ったのがWAKOSの剥離剤。ガスケットやカーボンを溶かす、強力な薬剤である。
バルブの洗浄と合わせてこれを半分近く使った。清掃会社でアルバイトしていた友人曰く「剥離剤を使うと、翌日に手の皮が一皮むける」とのこと。怖いな、と思いつつ、大量に吹きまくった。ストーブの隣で。
残念ながら爆発はしなかった。けれども、吹き付けた直後の硫黄臭が怖々しい。うっすらと湯気のようなものも立ち上る。思わず窓を開けて、部屋から退避しちゃう。もう一つ、家庭用の洗剤も使った。これも酸性。翌日、どうなっていることやらと思いながら、作業を続ける。
この季節になると気が付くけれど、パーツクリーナを大量に使った後に、石油で暖房した部屋に入ると、変なにおいがする。これって僕だけだろうか。ヘッドを削っていたときにも気になっていたから、再現性がある。最近では慣れてきたけれど、鼻の中で、一体どんな化学反応が起こっているんだろうと想像すると、空恐ろしい。
今日の朝、手の皮はむけていなかった。やはり、友人が使っていた業務用のものは恐ろしく強力なんだろう。
連日の揮発性物質の吸飲。異常プリオンが繁殖する前に脳みそすかすかになりそ。