11月22日

 休みなのに仕事で早朝からANAホテルへ。おさーんたちが集ってつまらない話をしている場面に顔を出す。でも、みんなけちだからさわりだけで部屋から追い出されたり。そんなこんなで午前中はつぶれる。

 午後からはつなぎを着て工場へ。明日のツーリングに向けて、NEWエンジンを積んだ雅号を走れるようにしなくちゃならない。

 異音が出たエンジンは、内部がものすごくさびていたみたいで、エンジンを取り替えたのに、入れた水がすぐに茶色くなるぐらいの強烈なさびが水路にこびりついてしまった。

 それ以外の不具合はとりあえずないみたいなので、水を入れて暖機して抜いて、の繰り返し。で、不具合が一つあった。水温fが100度になっても電動ファンが回らないの。

 電動ファンの故障、配線の断線、センサーの不具合。いろいろ考えられるので、まずはコネクターに針金を突っ込んで、アースに落としてみるとちゃんとファンが回る。センサーか。

 廃車からセンサーを取ってきて交換するも、やっぱり電動ファンが作動しない。困ったと思って、ふと思いついたのでセンサーに針金を巻き付けてアースに落とすとファンが回った。

 僕の車は、リニアスロポジを(安く)取り付けたいがためにNA6CEのB6エンジンに、NB6のインマニを付けて、NA8Cのスロットル(非線形)を付けている。NA6CEと違ってスロットルの角度が違うので、NB8の吸気管を拾ってきて付けている。水回りの下をくぐるNA6CEの吸気管と違って丸い形の良い管が素直に真横に伸びている。

 要するに何が言いたいかというと、サーモスタットのケースもNA8C用を使っているということ。NA6CEとそれ以降のものだと、取り回しが変わっているのだ。

 何が支障になるのかというと、NA6CEの場合、ラジエーターファンは、ある温度になると通電する機械式のスイッチがサーモケースに付いているのだ。NA8Cのサーモケースを取り付けると、そのスイッチを取り付ける場所がなくなるものだから、外付けの水温計を付けるときによく使う、アッパーホースの真ん中にアタッチメントをかませて、取り付けている。

 最初、そういう取り付け方をしたときに、ゴムのホースの真ん中のプラスチックのアタッチメントにセンサーが付いている、すなわち、絶縁体の真ん中にセンサーが浮いている感じだったので「アース線を引かなくちゃ」と素人考えで思った。ところが、アース線を引かなくても、普通に電動ファンが作動したものだから「そういうものか」と深く考えることなく、そのままにしておいたのだった。

 で、今回、電動ファンが回らない。でもアースを取ると動く。そうか、と思った。クーラントを混ぜた冷却水が導通して、回路の一部になっていたのかと。クーラントをまだ入れていない、真水に近い状態だと電流が流れなくてファンが回らない、ということだったのだ。

 ま、そんなことが分かったところで、大したことではないのだけれど。さびが出なくなるまで水交換を繰り返して、洗車をして、借りた空燃比センサーを取り付けて少しだけセッティング出ししてツーリングに備えた。