11月22日

 Freedomの発売元、E&Eシステムのホームページが久しぶりに更新されていた。最近のガソリン価格の高騰を受けて、省燃費についての特集が書いてあった。確か、Freedomはサーキット走行前提で、街乗りは想定していないはずじゃ?という意地悪な疑問がわいたものの、実態はほとんどの人が街乗りでもFreedomを使っているのだから、こういった情報提供だって必要になるんだろう。

E&Eシステム

 ハイカム、4スロという環境極悪仕様ながら、燃費の悪さで悩んだことはない。もともとノーマルエンジンの時だって、それほど好燃費だったわけではないから。それでも、高速道路でとばさなければ11km/Lぐらい。山道のツーリングでおとなしく走ったときに12km/Lちょっとぐらい。やっぱり、燃費はなんと言っても乗り方に左右されるので、普段から無意味に加減速して、ヒール&トゥなんて運転をしている限り、やっぱり燃費は7〜9km/Lぐらいに落ち着いてしまう。

 で、E&Eのホームページには、セッティングの見直しと、エコノモードの使用、そして最後に運転の見直しという至極当たり前のことが書いてあった。空燃比計連動機能を使ってセッティングをしている限り、エコノモードは使わないので、読むところがほとんどない。裏を返せば、きちんとセッティングをしていた、ということか。

 一つだけ気になったところと言えば、巡航で使う領域の空燃比を18ぐらいまで薄くする、という記述。巡航で使う領域といえば、2000〜4000回転ぐらいで、スロットル開度が10前後ぐらいまでところ。普通の一般道路を3、4、5速で走っているときに使う領域である。

 燃費を稼ごうと薄くしていったこともあるけれど、せいぜい空燃比が16台前半がやっと。それより薄くすると、点火時期を進めたりして工夫したが、エンジンの音もフィーリングも悪くなり、さらにはトルクが出ずに、一定速度すら維持できなくなるので、スロットルを踏み増すことになって元の木阿弥になった覚えがある。自分で作ったいい加減なエンジンだからそうなるのだろうか。

 夜の名古屋高速で意地になって空燃比0.1単位で絶妙の省燃費セッティングを探して走り回ったこともあるけれど、季節が変わったらずれるような素人セッティングである。しかも4スロをDジェトロでセッティングしていたので、噴射マップにスロットル開度補正マップ、点火マップなどが複雑に絡み合って、やっているうちにわけがわからなくなってくる。

 あるとき、省燃費セッティングのためなんかに走り回っているよりも、むしろ自己満足なセッティングなんかを目的に走らない方が省燃費ではないだろうかという真っ当な疑問がわいた途端に、馬鹿馬鹿しくなってやめた覚えがある。

 ざっくり合っていればさほど問題はないのだ。