燃焼室が大惨事である。
休みの昨日の朝、ふと「もうそろそろエンジン降ろさないと、間に合わないかも知れないな」と思い立ち、10時半ごろ、おもむろにロードスターを家の庭に移動して、ばらし始めた。冷却水を抜き、アッパーホース、ストラットタワーバー、吸気管をばらしていく。エキマニ、インマニ、ヘッドカバー。配線などなど、ばらしてヘッドとシリンダブロックを切り離したのが1時すぎであった。うち3分の1ぐらいはインマニのボルト外しに苦戦した時間。2回目の車上分解となると、早くなるもんだ。半分ぐらいの時間で終わっている。
一番の関心は、どこからオイル漏れが発生していたのか。ピストンを見ると、分厚いカーボンがすべての気筒で堆積していた。ヘッドガスケットを見た限りでは、吹き抜けは発生していない。吸気ポートは少し曇っているけれど、鏡面のまま。バルブがなんとなく、オイル色に焼けている。やはり。
燃焼室側を見て絶句した。排気バルブに1mmぐらいの厚さでつもったカーボン。磨いた燃焼室も厚くカーボンが積もり、無惨な姿である。圧縮比に影響がありそうなくらい、カーボンが付いていた。最近、気温が下がってきたためか、かなりパワーが出ている気がしたのだが、もしかするとカーボンのせいもあったりして。
とにかく、どこから漏れていたのか、というレベルではなくて、すべての気筒にオイルが侵入していた。シリンダー側は傷があるわけでもないし、クロスハッチもかすかに認められる。こちらが原因とは考えにくい。
やはり、吸気側のバルブシールの組み方で致命的な欠陥があったと考えるしかない。ちゃんと組んだつもりだったのに。もしかして、部品が違ったのかな? とにかく、原因をもっと詳しく調べなければ。
ヘッドを降ろした後、暗くなるまでなぜか仕事をして、帰ってきてから再び作業を再開。ハイカムに載せ替えて、バルブとピストンが当たるかを調べるために、組み立て中の腰下と合体して、ウオーターポンプ、オイルポンプを仮組み、タイミングベルトまで張ったから、やはり上達したと考えても良いのかしら。
でも、誰にも自慢できない上達だったりする(涙)。