11月14日

 お昼に家を出て木曽福島へ。元レストランサービスプロのソムリエで現在は教授、そして来年4月にはブドウ農園運営と、65歳になるのにめまぐるしく経歴を変えている素敵な人の元へ。イタリアみやげを持って行くのだ。

 木曽駒高原の標高1100メートルぐらいの地点に山荘を構えていて、名古屋から毎週末に通って畑を耕すという生活。うらやましい人生。4月からは塩尻で畑を耕すから、名古屋から木曽福島に移住する形になる。

 短大のキャンパスにブドウ畑を作ってワインを醸造していたのだけれども、大人の事情で畑は廃止になることになり、植えられた800本ぐらいのブドウの木は塩尻の畑に移植されることになる。

 山荘へ訪ねていったら、標高800メートルぐらいの地点でブドウ畑を作る難しさを語っていた。ほとんど日本の北端でのブドウ畑と条件は変わらないという。4ヘクタールもの広大な土地だけ確保してあって、そこに5000本とか植える。将来はもっと広げて、ワイナリーを併設して、レストランも経営する。

 還暦すぎて、夢の実現に向けて全速力で動いている姿は、本当にうらやましい。