11月13日

 夜勤を終えて午前1時前に帰宅。風呂に入ったりいろいろしているうちに、2時半ぐらいになる。目標は5時に出発すること。3時間も寝られないが、布団に潜り込んで目をつぶる。

 んが、遠足前の子どもの気分でなかなか寝付けない。なぜか警察から午前3時半に電話がかかってきたりして寝たのかよく分からないまま、目覚ましのアラームが鳴り響いた。のろのろと起き出して、着替え出発だ。

 富山の車屋さんの恒例の走行会が、いまは富山市になってしまったおわらの里スポーツランドであるから、8時半のドライバーズミーティングまでには間に合うよう出発しなくてはならない。高速に乗るお金はもったいないから、もちろん下道である。江南に引っ越してたから、岐阜県までは車で10分の距離になり、少し富山に近くなった。

 まだ真っ暗な中、デミオで出発する。相変わらず、ロードスターは車検切れで、せっかくサーキットに行くのに、乗ることはできない。こういうときのために車を持っているはずなのに。

 愛岐大橋を通り、県道をぶっ飛ばして各務原、関、美濃を抜けると国道156号に合流。国道でもやっぱりぶっ飛ばすと、家からちょうど1時間で郡上八幡である。いまは合併して郡上市か。

 せせらぎ街道に入り、気持ちよいワインディングをぶっ飛ばす。ロードスターよりは2割引きぐらいのスピードになるが、デミオでも十分速く、早朝のツーリングは気持ちよい。ちなみにアクセル全開率は8割は超えている気がする。

 すでに山は紅葉が見ごろを迎え、気温も氷点下。それでも路面はドライなので安心してぶっ飛ばす。

 また1時間走って、いまは飛騨市になってしまった古川町にたどり着いた。国道41号に入り、後は道なりに行けば富山である。さすがにトラックが走っていたりして行く手を阻まれ、ぶっ飛ばすことはなかなかできない。

 おわらに付いたのが家を出てちょうど3時間20分ぐらい。車を降りるとちょうどドライバーズミーティングが始まるところであった。ナイスタイミング。早朝ツーリングならではの到着の早さである。

 走るわけじゃないが、参加者が走っている写真を撮ったり、バーベキューの用意をしたり、片づけの手伝いをしたりと、やることは盛りだくさん。仲間と一緒にわいわい言いながら作業をしているだけで楽しい。

 走行会の目玉の一つが、バーベキューとカニである。漁港で衣装ケースに山盛りに入れてもらって直送したカニ。いくら食べても減った感じがしない量。カニを食いなれた富山の連中は、贅沢にも足だけぷちぷちむしって食べていた。僕は、みそが好きなので、ボディーをばりばり割って細かいところまで吸うように食べていると「そんなにがんばって食べなくても良いから」と怒られる。この幸せ。

 無事走行会が終了した後は、車屋さんの家で宴会である。走行会のビデオを見ながら反省会をした後、わいわいガソリン(発泡酒)を給油しながら車談義をしているうち、ほぼ同時にみなが眠くなってバタンキュー。この幸せ。