廃油をつぎ足したロードスター。さすがに実家に戻った翌朝にオイル交換をした。名古屋のディスカウントストアで買った米国製のもの。何と1リットル弱で298円なのだ。ここには昔、バルボリンという向こうでは有名らしいメーカー(最近は日本でも売っている)のオイル(確か5W-50!)が黄色のプラスチック容器に入って同じ値段で売っていたので、それを目当てに行ったのだが、なかった。買ったのは10W-30の粘度で、鉱物油なのか合成油なのか、半合成なのかはパッケージからは判断できなかった。これを10本買った。オイルフィルターも交換。トヨタの4Aエンジン用のものを使う。
工具を忘れてきたので、モンキレンチでゆるめようとしたらなかなかゆるまない。実家にもジムニーがあり、車載のタイヤレンチで外れるな、と思い、使ってみたらあっという間にゆるんだ。やはり、道具はきちんとしたものを使いたい。
廃油が混じったオイルを廃油処理箱めがけて抜き、新しいオイルを入れる。これまで使ってきたちょっと高い化学合成油に比べると、粘度が低い気がする。名古屋弁で言うと「しゃびしゃびだがね」。
エンジンをかけ、アイドリングさせる。油温を80度にしないと、オイルクーラーの中のオイルが残ったままになる。しばらくアイドリングさせた後に、入れたばかりのオイルを抜き、捨てる。オイルフィルターを新しいものに換え(ちゃんとOリングにオイルを塗る)、再び新しいオイルを注ぎ込む。ここまでやって3本余った。継ぎ足し用の在庫としてトランクに積みこむ。レベルゲージを見ると、ほとんど汚れがなく、ほぼ透明だった。
松本からの帰り、ずっと高速走行だったが、油圧もWAKOSの4CTとそれほど変わらない。7000回転以上の音はうるさい気がする。いつもの山道を走れば、オイルの違いが分かるかも知れないが、それほど差は感じられない。オイルクーラーがあるからこの季節だとどれだけ回しても油温が100度に達することもないと思われる。だから、油圧を心配しすぎることもない。安いオイルで十分な気がするのだが。
だって、日本のオイルって高すぎるんだもん。