11月12日

午後10時前、仕事を終えて帰宅しようと駅前通りに路駐してあったジムニーに乗る。縁石をまたいで駐車していたので、バックさせると、たくさんの黒いシミが。オイルっぽい。

あわててエンジンを止め車を降り、シミを触ってみるとやはりオイル。においをかいだり、粘りをみたりすると、どうやらエンジンオイルみたい。レベルゲージを外してみると、まだ半分弱は入っている。ゲージに付いたオイルとシミを比べてみると、同じものである。どこから漏れたのだ?

2年ほど前に、エンジンオイルが漏れたことがある。このときは、ターボチャージャーへオイルを送っているゴム製のパイプ劣化が原因だった。走行中にオイル臭いなと思っていたら、車の下にシミを発見したのだが、今回のシミはこのときとは比べものにならない。派手である。

懐中電灯でエンジンルームを見るも、よく分からない。車にあった新聞紙を敷き、スーツ姿で寝っ転がる。下からのぞくと、フロントデフ回りが派手にオイルまみれになっている。デフから吹いたわけではないので、エンジンからしたたったのだろう。かなり広範囲にオイルが飛んでいた。

車屋まで3キロほど。自走できなくはなさそうだが、やはり怖い。こういうときにははやりJAFを使うのが正しい。せっかく会費を払っているんだから。JAFに勤める友人に電話してみると、「5キロまでは無料。以降1キロ600円よ」とのこと。どうやら無料で運んでもらえそうである。#8139に電話して、状況と車種、名前、会員番号などを伝えて来てもらうことにした。

来るまでの間、エンジンルームとにらめっこ。ターボチャージャーやオイルフィルター回りは漏れている様子がない。オイルが付いているのは、かなり下の方である。どうやら、クランクに付いているプーリーの回りが怪しい。オイルシールがやられたのか? クランク回りから漏れたオイルがプーリーで吹き飛ばされて広範囲に飛び散った感じである。少しぐらいなら走れそうか?

でも、せっかくだから運んでもらう。15分ぐらいでJAFがやって来たので、エンジンルームを見せると「漏れてますね」。手際よくフロントタイヤがジャッキアップされ、ドナドナされていった。後輩の車に乗せてもらい、付いていく。自分の車が運ばれていく姿は、妙に寂しい。

まだ、車検から帰ってきてから1カ月もたっていないのだが。しかも、タイミングベルトとオイルシールを交換してもらっている。

こりゃ、クレームだな。