11月10日

 火曜日に高校時代の友人から「名古屋に引っ越してきた。飲むぞ」とメールが入る。こういうのは「またいつか」などと先延ばしにすると、忙しさにかまけて1年以上も会わない、ということになっちゃうから、もっとも早く時間がつくれる今日、名古屋駅で飲むことに決めた。メールは便利だ。

 駅前はすでにクリスマスのイルミネーションが点灯していた。おねえさま、と一緒に歩いているならば、「まあ、きれい」などとつぶやきながら、立ち止まってしばらくきらめく電飾を眺めるのであろうが、むさ苦しい男2人組みである。「ああ、さぶい」と一瞥をくれただけでネオンを目指す。

 感じの良いお店で感じの良いおつまみを食べながら近況について話す。昔は白木屋みたいな安居酒屋でめちゃくちゃに飲んだ仲だが、グレードアップした店を選ぶようになったのはちょっと大人になったということだろうか。んが、めちゃくちゃに飲むのは昔と変わらず、それもビールだけ飲んでいれば良いものを、感じの良い焼酎なんかをかぱかぱと何杯も何杯も飲んじゃったものだから、支払いもグレードアップ。一方で、お小遣いは月3万円になっているのだから、明らかにやりすぎで、請求書を見て青ざめる結果となった。

 少し酔いが覚めたが、もちろん次の店に行く。2次会、3次会と行き、終電間際まで粘って飲みまくった。

 今月は緊縮財政が決定的だが、たまにはこんなことがあっても良い。