「夜の凧あげ」をやるというので、予行演習を見に行った。
江南商工会議所の会頭の発案で、凧に点滅するLED回路を取り付けて、夜空に揚げて楽しもうというイベント。7日の江南市民花火大会前に2時間、親子連れがこの凧揚げをする。
目玉が大きな六角凧。7色に色が変化するLEDを40個取り付けて飛ばす。とりあえず、本番前に一度予行演習をしようということで、夕方の凧揚げを見に行った。
縦4メートル横3メートルの巨大凧。凧揚げのひもも、直径1センチの太いロープだ。昼過ぎまでの雨もやみ、予定通り予行演習が始まる。
凧とロープを結ぶまでに時間がかかる。きちんとバランスが合わないと、ぐるぐると回ってしまうから、慎重に調整しなければならない。で、15分ほどかけてロープを取り付けて、いよいよ凧揚げである。
風もきちんと出てきて、走って引っ張らなくても上がるぐらいの強さ。なぜか僕はEOS20Dに望遠レンズを取り付けて、ファインダーをのぞく。僕が必要な写真はこういう場合、凧が浮き上がった直後がシャッターチャンスである。
ぎぎっとロープが緊張し、巨大凧が舞い上がった瞬間、2回ぐらいシャッターを切る。ものすごい勢いで上昇したと思った瞬間、ぎゅっと右に旋回。ものすごい勢いで凧、地面に激突。その下にもし、人間がいたら、骨組みの竹が突き刺さりそうな勢い。非常に危険。
背骨1本、横棒2本の竹の骨組みのうち、2本がべし折れていた。折れた竹がひっかいたおかげで、凧の皮も破れる。
生前の凧はばっちりカメラに収められていたので僕の仕事的にはOK。地面に激突したこと以外は書くから、明日の夕方までには直してね、とその場を後にする。