仕事をちゃちゃっとやって、T.O.R.F.に向い、仕事結果をアウトプットし終えて、おもむろに工場に置いてあるB6エンジンをいじりはじめた。
ツーリング用雅号はリッター14キロの省燃費(NA6CEにしては)を実現しているものの、オイル消費はリッター1000キロと極悪を記録している。いくらガソリン代が少なく済んでいるからといってオイル代がかさんで仕方がないし、いつブローするか分からない。富山に来て2年3カ月が経過し、実はいつ別の土地に飛ばされても仕方がない期限を迎えている。工場の設備を使わせてもらえるこの恵まれた立場にいるうちに、とりあえずまともな車にしてしまおうかと。
工場にあるB6エンジンはほんの少し回しただけでほぼ新品の極上B6エンジンなのだ。富山が誇る、国内10番目の自動車メーカー(カスタムカーメーカー?)の光岡自動車の倉庫で眠っていたエンジンなのである。ZERO1に使われていたからね。ただ、倉庫の環境が悪かったらしく、フライホイールやクラッチカバーがさびている。
これさえ積んでしまえば、あと10万キロは大きなメンテナンスは不要となる。今年の春先に足回りは新品、ブレーキはオーバーホールしたし、幌は2年半前に張り替えたばかりだし。
とりあえず、フライホイールもノーマルを取り付けて、エキマニも松田速度製のたこ足(マキシムOEM)が20万キロぐらい使ってぼろぼろなので、ノーマルを加工して付けようかと。改めて真新しいNA6CEのノーマルエキマニを見ると、外見はけっこう良い形に見えるのだが、外してポート側をのぞくと、フランジに鉄パイプを溶接したときの盛り上がりがポート側に2ミリぐらい出っ張っているし、4−1の集合部分もいかにも量産部品っぽくてだめだめ。削るべし。
もはや、Freedomでなくても普通に回る仕様なのだけれど、やっぱり燃費が良いからNB6のインマニを付けて、NA8Cの非線形スロットルを付けて、という今の訳の分からない仕様で行こうかと思う。いや、スロットルぐらいは線形にしようかなあ。
とりあえず、NB6のインマニを取り付けているということは、NA6CEの吸気管が付かないわけで、すると、ラジエーターに向かう冷却水の出口の部品であるサーモスタットケースも交換する必要がある。この部品を外そうと思うと、ヘッドに付いているカバーを外さなければならない。このカバーを外したかったら、カムのスプロケットを外さなければならないわけで、するとタイミングベルトも外すことになる。ようするに、エンジンの前側をけっこうばらさないといけなくなった。
ついでだから、タイミングベルトも新品にしよう。タイミングベルトを外してみたら、輪っかに戻らずに、エンジンに張られたときの状態のいびつな形になるくせが付いている。ゴム部品を何年も動かさずに放置したのだから仕方がない。サーモケースやクランク角センサーのOリングも変えておけばOKでしょう。
3日が休みなので、さくっと載せ替える予定。