10月29日

 約25000円の請求が、クレジットカード会社から来た。

 F1に行ったとき、致命的なミスをした。友達に立てかえてもらっていたチケット代も含めて、銀行からお金を下ろしておくのを忘れたのだ。気が付いたのが金曜日の夜7時すぎ。すでにキャッシュディスペンサーは閉まっている時間である。口座は地方銀行にあるので、土、日曜日だと、県外で引き下ろせない可能性が高い。

 仕方がないので、さまざまな場面でクレジットカードを使った。高速料金、ガソリン代、おみやげ、昼食代などなど。これまで、インターネットプロバイダーの請求や、ネットを通じた通信販売ぐらいにしか使ったことがなかったので、かなり衝撃を受けた。

 だって、楽すぎる。高速道路やガソリンスタンドだと、現金で払うよりも簡単に決済が済んでしまう。特に高速だと、ハイウエーカードを使うより早い。おみやげ店でも、ちょっと機械にカードを通して、紙にサインするだけ。この場合は、機械が通信している時間が少しかかるけれど、キャッシュレスの便利さを実感してしまった。

 これじゃあ、勘違いする人もいても仕方がない、と思う。本気で、お金がなくても何でも手にはいるような錯覚を覚えます。ちょっと調子に乗れば、数十万ぐらいの買い物なら、簡単にしてしまえそう。

 明細を見たら、ガソリン代や高速代の請求が来月になるようだった。もう1回同じぐらいの額の請求が来ることになる。これをうっかり忘れて、ロードスターのパーツを調子に乗って買っていると…。