10月25日

 11時ぐらいまで寝ていた。最近、ゆっくり気が済むまで寝ているということがなかった気がするので久しぶりに疲れが取れた気がする。

 起き出して、昼過ぎから作業用のつなぎに着替え、ロードスターをジャッキアップする。フロントを上げ、リアも右リアタイヤの前側からジャッキを入れて、デフを持ち上げる。40センチほどの高さに車体が浮いた。

 とりあえず、筑波を走ったエンジンオイルを交換する。油圧がばんばんかかるHavolineとはいえ、やっぱりサーキット走行するときもち油圧が下がる。レベルゲージをチェックした感じでは、まだ粘度もあって使えそうな感じなのだけれど、オイル交換をけちってエンジンを壊してしまってはつまらないので、潔く抜いてしまう。

 吸い取り箱にオイルをぶちまけた後、今度は排気系をいじる。排気系某部品を止めている4本のボルトを順番に外す。

 3本までは順調に外れた。が、4本目が少し緩んでからびくともしない。あれ、おかしいなと思いつつ、電動インパクトレンチを持ってきて、20発ぐらいがちんがちんとトルクをかけてやってもびくともしない。弱った。

 その部品は、ボルトがなかったので、ホームセンターで買ってきて取り付けたのだ。排気漏れしたらやっかいなので、奮発して17mmのものを買った。しかも、ステンレス。

 3本外れたのに1本だけ外れないのはおかしい。ブレーカーバーを駆使しても、排気管の途中のボルトだから、力を入れると排気管ごと上下左右に動いてうまくいかない。なにより、狭い空間だから力が入らない。

 格闘すること1時間あまり。汗だくになってしまい、あきらめた。アストロに行って工具を仕入れることにした。

 アストロの兄ちゃんに事情を説明すると、閉め込んでいくと内側の刃がナットを噛み込んで行ってロックし、ゆるめることができるソケットを示された。が、ナットがなめたわけじゃないので、「ナットを割っちゃう工具ないですか」と質問。兄ちゃん、工具を出してくれた。外れないナットにセットしてボルトを締め込んでいくと、刃が食い込んでいってナットを破壊する、という代物。しかし、兄ちゃん曰く「新品のナットだとまず割れないですよ。腐ったやつならOKだけど。たぶん、工具の方が先に壊れちゃう」。

 じゃあ、どうすればよいですかね、と聞くと、「あぶってやって力の入る工具で回すしかないですかね。あ、今セール中でTONEのストレートメガネが3本セットで安いですよ」。セール中であることと、「オフセットしたメガネより、力が逃げないよ」との売り文句で落ちて購入することに。さらに兄ちゃん、追い打ちを掛ける。「排気系のナットはこいつを塗っておくと、ゆるめるとき一発ですよ」と、WAKOSのスレッドコンパウンドを差し出した。これにもくらくらと来て、購入。商売上手だ。

 ナット破壊工具も念のために買い、家に戻ったらすでに暗くなりかけていたので作業続行はあきらめる。来週土曜日に内海のフォレストパークでライブがあるビートルズバンドの練習を見学に行き、そのまま宴会に突入。深夜帰宅。