10月24日

 松本時代に同業他社で働いていた友人Kと、今も同業他社で働いているT氏とで飲もうということになり、松本に集合。何はともあれ、松本に集まろうと思わせるものがある街だ。

 富山を出たのが午後1時すぎ。国道沿いのおみやげ屋さんでホタルイカの素干しを買っていく。富山に来たら、ます寿司も昆布も日本酒もいらない。とにかく、ホタルイカの素干しを見つけて買ってほしい。ライターでよくあぶってから食べるのが必須条件だ。そのうまさにやられるだろう。

 いつも通り、国道158号から松本へ向かう。安房トンネルに差し掛かり、高速道路が1000円なのに、トンネル代750円を払うのがばかばかしくて、旧安房峠を抜ける。紅葉がちょうど良い時期を迎えていて、それはそれは素晴らしい景色だった。が、写真を撮ることも仕事の一つなはずな僕は、車を降りることもなくびゅーんと素通りして長野へと抜ける。

 いやな予感はしていたのだが、途中のトンネルで渋滞。たぶん、不慣れな大型車が入り込んできて、観光バスとトンネル内ですれ違うことができずに立ち往生しているのだ。止まったのがちょうどトンネルの真ん中で、開幌状態な僕にはけっこうキツイ状態だった。20分ぐらい、まったく動かずぼーっとしていた。

 到着したのが5時半ごろ。駅前のアルピコグループなビジネスホテルでKと落ち合い、チェックインして、千歳橋(せんざいばし)でTと集合。

 どこに行こうか、と聞かれたので迷わず「またぎ」と答えた。名前のごとく、猟師さんがお店をやっていて美ヶ原で打ってきたイノシシの鍋を食べさせてくれる。キノコ鍋かイノシシ鍋が食べたい。

 だいぶ、街中の地図があやふやになっていたのだが、何とかたどり着くと、韓国料理屋さんに変わっていた。2年ぐらい前にやめたのだそう(ioi)。仕方がないので、なんでもあるでしょうと、しづかに行く。キノコやセロリやネギを大量に食べてビールも大量に摂取。松本に来たのなら、絶対に外せないのが「いつものショットバー」こと駅前のバッカスだ。が、まだ時間が早かったので、ビールバーに出掛けて、ギネスなどを大量摂取する。

 かなり意識がやばかったのだが、バッカスへ。マスターはやっぱり覚えていてくれて、以前と変わらない歓待をしてくれた。で、やっぱりアルコールを大量摂取して、いつしか意識を失い、店を出る前に起こされて、千鳥足でホテルにたどり着いて、服だけ着替えて、ベッドに倒れ込み、意識を失ったのであった。