10月23日

 午前3時前に携帯電話がけたたましくなって起こされた。さっき寝たばっかりだというのに、睡眠中断。

 1週間の休みをもらってうらやましいな、と話していた東京・練馬のK氏が「今から行くと5時間ほどで着くようだが」とメールしてきたのが午後10時前。高速バスかなんかで富山まで来るのかな、と軽く考えて「本当に来たら電話入れて。着信音を大きくしておくから」と返信して寝た。車を運転して、上信越道から北陸道で本当に5時間後に来やがった。若干、予想外。

 総曲輪のあたり行けばお店が開いているかな、と思ったが、なんか安っぽいバーしか開いていなかったので、コンビニでビールを買い込んで自宅で飲むことに。独り暮らしなのに妙に大きな食器棚と洗濯機と電子レンジなんかがあるね、とちょっと笑えない突っ込みを受けつつ、汚い独り住まいのうちで富山のかまぼこなんかをつまみながら酒を飲みまくる。

 Youtubeを見ながら、堺正章とか岸部一徳とか、萩原健一とかの音楽性ついて語り合ったりして、マニアックな話を炸裂させながらビールを飲んでいたら、いつの間にか外が明るい時間帯に。いつしか、意識を失い「おい、10時半だぞ、仕事なんだろ」と一度起こされたのだけれど、睡魔が襲いかかって再び意識を失った。K氏は起きてライトレールに乗って岩瀬に向かったらしい。

 昼過ぎに起きて、着替えて出勤。この2カ月、休みをろくにもらっていないので、働くモチベーションはゼロ。「昼飯食べた?」と、競輪に興じていたK氏にメールしたら「まだ」との返事。仕事もまったくせずに、富山の偉大なるB級グルメ、西町・大喜に連れて行く。

 「富山ブラック」の味は相変わらず塩っ辛くて微妙。ま、昼はジャンクな飯を食べて夜、おいしくなってきたお魚を食べよう、ともちかけたら「松本に転進したい」とのこと。せっかく東京から富山まで来たのに、お魚を食べずにかまぼこと富山ブラックだけで去るなんて、まともな人間じゃないよと警告したのだが、どうも腰をゆっくり落ち着けられない性格みたいで、国道41号を南下していった。

 衆議院が解散になったらたぶん、東京に行くことになるだろうから、また練馬を襲撃することにしよう。