Windows7の発売日。ベータ版から使い続けていて、けっこう調子が良い。10カ月無料で使い続けていたこともあり、発売されたらちゃんとお金を払って買おうかと思っていた。「どうせ、製品版が発売されたらインストールし直すから」と環境構築もそこそこで終わっていることもある。
上冨居のパソコンの館に夜行くと、やはりWindows7コーナーができていて、いろんなバージョンが並んでいた。どれにするか悩む。Vistaも持っているけれど、アップグレード版を買うと、もしかしたらVistaから上書きインストールしかできないんじゃないだろうか、とか、あれこれ疑問がわいてくるから。
親切な店員さんが、いろいろ教えてくれた。アップグレード版はやはりVistaが入っていないとだめ? とか。インストールの途中でVistaのディスクを入れればOKでは? クリーンインストールはできないのか? と聞くとどうもだめらしいとのこと。
で、さらに頭を悩ますのが32ビット版と64ビット版が併存していて、パソコンのスペック的にはそろそろ64ビット版に移行する時期を迎えていることだ。64ビット版で動作しないプログラムがある場合、「XPモード」なる仮想モードが用意されていて、結構快適に使えるのだとか。XPモードはProfessionalかUltimateにしか装備されていないという。すると、やはりProfessional以上を買うか…。
悩ましいのが、フロッピードライブと抱き合わせで、自作PC向けのDSP版が結構安く売っていること。けれども、一度インストールした後、新しいパソコンを組み立てたとして「今のパソコンの部品をどれか新しいパソコンに使わないと、インストールできない」などと言う。
すると、一番クリアーなUltimateの製品版を新たに買うのがベストなのだが、4万円超えの価格。OSに4万か、とすっごく悩む。
今後のこともあるし、Ultimateを買ってしまえ!と清水の舞台から飛び降りる気持ちでレジへ。すると、前に精算していた人で売り切れになったんだと。
盛り上がっていた気持ちが一気に萎えて、「予約できますよ」との店員の声も右から左に耳の中を通過し、とぼとぼと店を出る。
車を運転していて、もう1度考えてみる。今のデスクトップパソコンでやっていることと言えば、地デジを見て音楽を聴いて、ネットで遊ぶぐらいのことだ。ProfessionalやUltimateに実装されている機能は実は使わない。じゃあ、HomePlemiumでOKじゃんね、と考えが変わった。今のパソコンを更新する時期が来て、64ビット版やXPモードが必要になったとして、必要になったときにまた考え直しても遅くはない。もしかするとOSがインストールされているパソコンを購入する可能性もあるし、どうせサービスパックとか大幅なマイナーチェンジもあるはず。
そう、思い出すとやっぱりお金を出すのがばかばかしくなったので、布瀬町の100満ボルトでHomePlemiumのアップグレード版を購入。14000円ぐらい。
とりあえずDVDディスクからブートして、インストールしてみる。Vistaのディスクを求められることもなく、Vistaのプロダクトキーの入力も求められることもなく、何事もなかったかのようにインストールが終了。もしかすると、Windows.oldフォルダに入っていたVistaを認識したのかもしれないが、あっけなくインストールが終わった。
RC版との違いは壁紙ぐらいでまったく代わり映えがない。ぼちぼち環境づくりをしていこう。