持ち場が暇な感じなので、休みを取って金沢へ。富山で街遊びをしたい、と思ったらやはり金沢がお手軽だし味もあってよろし。
尾張町に気になるイタリアンレストランがあったので、ランチを。建物自体が趣味を精一杯表現している感じのお店で、例え富山のイタリアンで同じレベルのランチが食べられるとしても、こういう雰囲気のあるお店はなかなかないなあ、と関心する。さすが金沢。
ロードスターは無くなっていても困らないので、施錠もしないでお店近くのコインパーキングに放置。そのまま街歩きに出掛ける。武蔵町の雑貨屋へ寄って、香林坊付近を通り、21世紀美術館へ。「未完の横尾忠則」展を見る。
さーっと見て街歩きを継続するつもりだったのだけれど、さーっと見るような作品じゃなかったので、じっくり見入ってしまった。「君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの」というジャイアニズムなサブタイトルを見ただけで、もうやられちゃう感じ。
ひらめき、みたいなものをそのままカンバスにたたきつけちゃう感じの人なんだな、というのがじっくり鑑賞した感想。「未完の」とは、ある意味「やっつけ」なのだ。完成させる、系統立てるようなつもりなんて、最初からさらさらないのだ。大量に作品を制作して、「後は任せたよ」みたいな。天才だな。
再びてくてく歩いて竪町とか片町とか。ぐるりと回って車に戻って、山側環状から富山に戻る。